婚活女性の心得「男性が33歳迄に当然に結婚する2つの理由」
逆算で決まる結婚年齢
婚活中の独身女性のみなさんは、平均的な男性は33歳までに当然に結婚するよう、社会の仕組みによって宿命づけられているということを、ご存じだろうか。男性は、自らの収入が望める60歳、或いは65歳の定年退職時までに、①子供の教育費と、②住宅ローン、を完済しなければならないという制約条件を背負っている。即ち、男性は、この2つの重要イベントを無難に乗り切るべく、逆算によって、33歳までに結婚しなければならない運命にあるのだ。これは、足し算と引き算ができる男性であれば、誰もが考え理解し実践する、いわば常識と言えるものでもある。
この点については、無論、独身女性のあなたも十分に理解していることだろう。そして、あなたは、当然、この点を念頭に置きつつ結婚相手となる独身男性を選ぶに違いない。多くの独身男性は、33歳までに婚活マーケットを去っていく。もし、あなたが運よく33歳以下の独身男性を捕まえるチャンスに恵まれているのであれば、他の独身女性に奪われてしまう前に、さっさと結婚して自分のものにしてしまおう。もし、あなたが34歳以上の独身男性との結婚を考えるのであれば、相手の独身男性が、この2つの重要イベントを乗り切るだけのプランと資金を準備しているか見極める他ない。さもなくば、子供と住宅を妥協するまでだ。
①子供の教育費がのしかかる
多くの男性は、結婚して凡そ2人の子供を授かることを希望する。そして、男性は、少なくとも、2人目の子供が大学(現代は大学全入時代)を卒業し自立するタイミングまでは、一定の収入を確保しておきたいと考える。そこで、男性は、遅くも33歳までには結婚を決断することになる。
男性は、先ず、1人目の子供を授かるための妊活期間に1年間を想定する。その後、妻が1人目の子供を妊娠し出産するまで1年間。そして、妻が1人目の子供出産したあと母体を元の状態に回復させるまで1年間。続けて、2人目の子供を授かるための妊活期間に1年間。その後、妻が2人目の子供を妊娠し出産するまで1年間。そして、2人目の子供が義務教育を経て大学を卒業するまで22年間。これらの合計期間は27年間(=1(妊活)+1(妊娠出産)+1(回復)+1(妊活)+1(妊娠出産)+22(大卒))となる。
即ち、男性は、60歳で定年退職することを想定した場合、遅くも33歳(=60-27)の時点では結婚し、妊活に取り組める状況に至っていなければいけないのだ。仮に、男性が運よく65歳まで継続雇用してもらえる会社に勤めていたとしても、60歳以降は収入の大幅減が避けられないし、新婚生活は夫婦二人で過ごしたい、子供は3人以上欲しい、妊活が順調に進まない、子供が留年、浪人、留学、大学院に進学する、男性が定年退職前にリストラされる、等の不確実性を考えれば、遅くも33歳までには何としても結婚しておきたいと考える。つまらない話ではあるが、これが現実だ。
②住宅ローンがのしかかる
多くの男性は、結婚したあと住宅を購入し住宅ローンを背負うことになる。そして、男性は、少なくとも、住宅ローンの完済に目途が立つタイミングまでは、一定の収入を確保しておきたいと考える。そこで、男性は、遅くも33歳までには結婚を決断することになる。
住宅は、結婚直後に購入するというよりは、結婚後は一旦夫婦二人で賃貸生活を送り、1人目の子供を授かった時点からその子供が小学校に入学するまでのどこかのタイミングで購入に至るケースが、多数派だろう。そして、住宅ローンの返済期間は35年間、或いは30年間が主流。仮に、結婚から1人目の子供を授かり住宅購入に至るまでの期間を2年間、住宅ローンの返済期間を30年間とした場合、これらの合計期間は32年間(=2(賃貸)+30(ローン))となる。
即ち、男性は、60歳で定年退職することを想定した場合、遅くも28歳(=60-32)の時点では結婚し、住宅購入を見据える状況に至っていなければいけないのだ。ただし、住宅ローンの返済については、一応、現役時代に繰り上げ返済に取り組む余地があり、退職後に手にする退職金を充てる余地もある。最終的に、住宅を売却して残債に充てる余地も残されている(但し、その後、別の住宅を用意する必要がある)。仮に、男性が運よく65歳まで継続雇用してもらえる会社に勤めていたとして、極めて楽観的なシナリオに従ったとしても、遅くも33歳(=28+5(継続雇用))までには何としても結婚しておきたいと考える。つまらない話ではあるが、これが現実だ。
ちなみに、たとえば、住宅ローン借入額5,000、金利2%で、元利均等35年返済の場合の毎月返済額は16.6万円、同30年返済18.5万円、同25年返済21.2万円、同20年返済25.3万円、となる。また、住宅ローン借入額3,000、金利2%で、元利均等35年返済の場合の毎月返済額は9.9万円、同30年返済11.1万円、同25年返済12.7万円、同20年返済15.2万円、となる。当然であるが、住宅ローンの返済期間が短くなればなるほど、毎月の家計への負担は重くなる。余裕をもって住宅を購入するためにも、可能な限り早く結婚するのが堅実な選択であることは言うまでもない。
あなたはどうするか
男性は、こうも考える。子供が小学生のうちは、自分もギリギリ若さを保てる40代でありたい。子供が大学を卒業し自立するまでは、自分の働く姿(スーツ姿)を息子・娘に見せ続けたい。ちっぽけな話かもしれないが、これが男性のプライドというものだ。そして、これらを叶えるために、男性は、やはり、遅くも33歳までには結婚を決断することになる。
実は、世の中には、これとは対照的に、子供の教育費や住宅ローンといった制約条件を、まるで歯牙にもかけない男性連中が存在する。彼らは、自己実現という魔法の言葉を振りかざし、堅実に結婚し子供の教育費や住宅ローンを背負って生きてゆく男性のことを、せせら笑っている。彼らは、自分のためだけに生きている。
確かに、結婚すれば、その先に待っているものは、惚れた腫れたではなく、お金が絡むシビアな現実かもしれない。男性が、子供の教育費や住宅ローンといった制約条件をして結婚する年齢を決めるなど、つまらない話かもしれない。但し、そのつまらない男性は、決して自分のためだけに生きているのではない。つまらない男性は、家族のために生きてゆこうとしている。つまらない男性は、将来の家族の幸福を願って、結婚を決断し、子供の教育費や住宅ローンを背負って生きてゆこうとしているのだ。
つまらない男性は既に動いている。そして、つまらない女性も既に動いている。さて、あなたはどうする。何を考え、何を大切にするのか。筆者は、あなたの婚活の成功を心から応援している。
以上
プロフェッショナル専門オンライン結婚相談所・縁仲