知れば婚活に勝利する「男性・女性が結婚相手に求める条件」
婚活男女が本能に従って設定する3つの条件
婚活中の独身男女なら誰もが一度は意識する「結婚相手に求める条件」。あなたが男性なら、女性が結婚相手に何を求めているのか知りたい。あなたが女性なら、男性が結婚相手に何を求めているのか知りたい。そして、あなたの同性の婚活ライバル達が、結婚相手に何を求めているのか知りたいはずだ。
もしあなたが本当に結婚したいのであれば、あなたは、婚活男女が結婚相手に何を求め、結婚相手から何を求められているかについて、その背景も含めて正しく理解しておくべきだろう。ただ漫然と婚活に臨み、相手を選別し、相手から選別されつつ一喜一憂していても、何の進歩もない。相手を知り、己を知ることで、はじめて勝つための婚活戦略が立てられるというものだ。
早速、婚活男女が結婚相手に求める条件を確認しよう。男性は、結婚相手となる女性に、①価値観、②若さ、③容姿、の3点を求めている。そして、女性は、結婚相手となる男性に、①価値観、②経済力、③恋愛感情、の3点を求めている。多少の例外は有ろうが、極めて単純化すれば概ねこんなところだろう。女性のみなさんは、「男は結局、見た目が全てなのね」などと怒らないで欲しい。男性のみなさんは、「女は所詮、カネの亡者だな」などと憤らないで欲しい。これは、善悪の問題ではないし、条件に貴賤の別もない。全ては動物たる人間が本能に従って設定したものであり、DNAによって宿命づけられているものだ。あなたが本当に結婚したいのであれば、先ずは黙って受け入れるより仕方ない。
とはいっても、恐らくあなたは、婚活男女が上記の条件に拘っているその背景も含めて理解しなければ、相手が求める条件について真摯に受け止めようとはしないだろう。そこで、先ずは、男女はどうして結婚するのかという根本、即ち、「結婚の目的」に立ち戻りたい。結婚の目的が判れば、婚活男女が結婚相手に求める条件の背景も見えてくる。
以下、婚活男女が念頭に置く結婚の目的と、婚活男女が結婚相手に求める条件の背景を整理した上で、あなたが今後採るべき婚活戦略について考察したい。なお、以下に記載する内容は、あくまで筆者が考える根拠薄弱な仮説に過ぎない点につき、十分にご留意願いたい。
婚活男女は「家族を持ちたい」
先ずは、結婚の目的だ。そこで、あなたにお聞きしたい。そもそもあなたは、どうして、何のために結婚したいと考えているのだろうか。言語化できるだろうか。恐らく、この問いに対してズバッと明確な回答ができる婚活男女は、意外と少ないのではないだろうか。自身は婚活をしているにもかかわらず、その目的たるや、いかにも曖昧だ。無論、多くの婚活男女は、自身の身体の成熟化と共に、本能的に結婚の必要性を感じ、本能的に結婚相手を探しているであろうから、無理もない。
結婚の目的は数多ある。それでも、ベースにある究極的な目的を一つだけ挙げるとすれば、恐らく、「家族を持ちたい」からではないだろうか。即ち、婚活男女は、自分と、①子供、②伴侶（夫or妻）、から成る共同体を構築したいという本能に駆られて、婚活に取り組んでいるのではないだろうか。もちろん、これが動物たる人間に備わった本能であるとするなら、頭でそう考えているというより、自然と湧き上がる感情に近いものだろう。つまり、あなたを含む婚活男女は、家族という名の共同体の構築とその繁栄を確実なものとすべく、本能的に、結婚相手に対して条件を設定しているということになる。
価値観を見極め「ストレスなく快適に暮らしたい」
婚活男女が揃って結婚相手に求める条件の筆頭は「価値観」だ。では、婚活男女は家族共同体を構築するにあたって、どうして価値観を重視するのだろうか。この答えは、端的に言って「ストレスなく快適に暮らしたい」からではないだろうか。
たとえば、我々は、日本国民としてそれなりにストレスなく快適に暮らしているが、これは、日本国という共同体に属する国民の多くが価値観を共有していることがプラス寄与しているのではないだろうか。我々は、共通の領土（日本列島）に住み、共通の言語（日本語）を喋り、共通の宗教（神道、仏教）に馴染み、共通の文化（礼儀作法、冠婚葬祭、四季等）に触れ、共通の食生活（和食）を送り、共通の政治思想（民主主義）を持っている。もちろん、全国民の価値観が完全に一致しているわけではないが、大枠は同じと捉えて良いだろう。そのため、我々は、自身を日本人であると認識するし、一定の連帯感も生まれ、コミュニケーションも円滑に進み、結果として、ストレスなく快適に暮らすことができている。
これは、我々がアフリカ先住民の一部族の中に突然放り込まれて、そこで暮らすことを余儀なくされたらどうなるかということを想像してみても、十分に納得がいく話だろう。つまり、我々は、共通の価値観を有する共同体が快適な環境をもたらすということを、感覚的に、そして恐らく本能的にも知っているというわけだ。共通の価値観を有する共同体であればこそ、共通のアイデンティティや共通のルールの下で快適に暮らせる。構成員の価値観がバラバラな共同体では、単純な意思決定すら困難を極めるであろうことは想像に難くない。
従って、結婚によって家族共同体を構築したいあなたは、ストレスなく快適に暮らすべく、本能的に、あなたと同様の価値観を結婚相手に期待し、求めることになる。あなたは、異なる価値観のすり合わせは骨が折れることを知っている。できることなら価値観が完全に一致した相手と結婚したい。あなたは野菜しか食べないのに、肉しか食べない相手とは一緒に暮らせない。あなたは三度の飯より登山が大好きなのに、登山なんてキツいし汚いし絶対に嫌だという相手とは一緒に暮らせない。あなたは振り込め詐欺の撲滅を望むのに、振り込め詐欺の手法に感心し礼賛する相手とは一緒に暮らせない。
婚活男女にとって、相手の価値観を吟味するという取り組みは、家族共同体の運命に直結する極めて重要な取り組みだ。折角築いた家族共同体がバラバラになってしまっては、元も子もない。だから、婚活男女は、価値観を、結婚相手に求める条件の筆頭に据えている。
若さ・経済力を見極め「子供を無事に授かり、無事に育てたい」
男性が結婚相手に求める条件の二番目は「若さ」。そして、女性が結婚相手に求める条件の二番目は「経済力」だ。では、婚活男女は、家族共同体を構築するにあたって、どうして若さや経済力を重視するのだろうか。筆者は、この若さと経済力という条件は、一対を成し、まるでコインの裏表の関係のように一つの目的のために設定されていると考える。そう、子供だ。この答えは、婚活男女は、家族共同体の構成員としての「子供を無事に授かり、無事に育てられるか」という点に強い関心を持っているからではないだろうか。
男性が結婚相手に若さを求めるのは、「子供を無事に授かりたい」という視点を特に重視しているからだろう。男性は、自らが赤ちゃんを産むことができない。そのため、女性の妊孕力（妊娠し、出産する能力）を見極めることが重要になる。そして、その妊孕力を見極める有力な術として男性が本能的に知っていることは、女性の若さに着目するということだ。つまり、若い女性との結婚であれば安心して子供を授かることができるだろうと考えるわけだ。
一方、女性が結婚相手に経済力を求めるのは、「子供を無事に育てたい」という視点を特に重視しているからだろう。女性は、自らがお腹を痛めて赤ちゃんを産むわけだから、子供を授かることは所与である。但し、女性は、妊娠・出産・育児のタイミングで労働から遠ざかることが想定されるため、衣食住の確保について不安が残る。そのため、男性の衣食住獲得能力を見極めることが重要になる。そして、その衣食住獲得能力を見極める有力な術として女性が本能的に知っていることは、男性の経済力に着目するということだ。つまり、経済力のある男性との結婚であれば安心して子供を育てられるだろうと考えるわけだ。
婚活男女にとって、相手の若さや経済力を吟味するという取り組みは、家族共同体の運命に直結する重要な取り組みだ。折角得た子供と共に歩むチャンスが活かせなければ、元も子もない。だから、婚活男女は、若さや経済力を、結婚相手に求める条件の二番目に据えている。
容姿・恋愛感情を見極め「伴侶と良好で仲睦まじい関係を維持継続したい」
男性が結婚相手に求める条件の三番目は「容姿」。そして、女性が結婚相手に求める条件の三番目は「恋愛感情」だ。では、婚活男女は、家族共同体を構築するにあたって、どうして容姿や恋愛感情を重視するのだろうか。筆者は、この容姿と恋愛感情という条件は、一対を成し、まるでコインの裏表の関係のように一つの目的のために設定されていると考える。そう、伴侶だ。この答えは、婚活男女は、家族共同体の構成員としての「伴侶と良好で仲睦まじい関係を維持継続したい」という点に強い関心を持っているからではないだろうか。
男性が結婚相手に容姿を求めるのは、容姿が魅力的であれば、伴侶と良好で仲睦まじい関係を維持継続できるからだろう。つまり、男性は、結婚相手の魅力としての内面と外見のうちの特に外見に着目しておけば、自身の感情を高揚させることができることを、本能的に知っているわけだ。そのため、男性は、女性より「一目惚れ体質」かもしれない。そして、男性は、外見の良否を、内面の判断に上手に波及させることができる。外見が良ければ内面もよく見える。外見が良ければ内面には少々目をつぶっても構わない。もちろん、男性が結婚相手の内面（恋愛感情）を軽視しているわけではない。ただ、女性との比較において、相対的に外見を重視する傾向にあるとは言えよう。
一方、女性が結婚相手に恋愛感情を求めるのは、恋愛感情が抱ければ、伴侶と良好で仲睦まじい関係を維持継続できるからであろう。つまり、女性は、結婚相手の魅力としての内面と外見のうちの特に内面に着目しておけば、自身の感情を高揚させることができることを、本能的に知っているわけだ。そのため、女性は、男性より「恋愛体質」かもしれない。そして、女性は、内面の良否を、外見の判断に上手に波及させることができる。内面が良ければ外見もよく見える。内面が良ければ外見には少々目をつぶっても構わない。もちろん、女性が結婚相手の外見（容姿）を軽視しているわけではない。ただ、男性との比較において、相対的に内面を重視する傾向にあるとは言えよう。
婚活男女にとって、相手の容姿や恋愛感情を吟味するという取り組みは、家族共同体の運命に直結する重要な取り組みだ。折角得た伴侶との関係が上手くいかなくなってしまっては、元も子もない。だから、婚活男女は、容姿や恋愛感情を、結婚相手に求める条件の三番目に据えている。
置かれた状況に応じて採用する3つの戦略
上記では、婚活男女が、家族共同体を構築したいとの本能のもと、共同体の構成員がストレスなく快適に暮らすために「価値観（男性・女性）」を重視し、子供を無事に授かり無事に育てるために「若さ（男性）」と「経済力（女性）」を重視し、伴侶と良好で仲睦まじい関係を維持継続させるために「容姿（男性）」と「恋愛感情（女性）」を重視することを整理した。くどいようだが、これは、善悪の問題ではないし、条件に貴賤の別もない。全ては動物たる人間が本能に従って設定したものであり、DNAによって宿命づけられているものだ。
では、結婚の目的と、婚活男女が結婚相手に求める条件の背景を正しく理解したあなたは、今後、どのような婚活戦略を採れば良いのだろうか。筆者は、あなたが置かれた状況に応じて、3つの戦略を提案したい。即ち、「先手必勝戦略」、「代替案提示戦略」、「無条件戦略」の3つだ。
若い独身男女は「先手必勝戦略」
もし、あなたが20代の独身男女であるとしたら、強くお勧めしたいのが先手必勝戦略だ。先手必勝戦略は、四の五の言わずに、とにかく早々に結婚するという戦略だ。学生結婚ができるならそれが最上。仮に学生結婚が無理だとしても、社会人1年目、遅くとも社会人3年目迄には、なりふり構わず結婚する。特に、あなたが女性であるなら、1年でも1か月でも1日でも早く結婚する。今すぐ結婚すること真剣に考える。
あなたは、婚活男女が結婚相手に求める条件を確認したことで、一つ明確に理解したことがあるはずだ。それは、婚活男女が結婚相手に求める条件の多くが、時の経過と共にその価値を失うものばかりだという残酷なまでの真実だ。
あなたが男性の場合。あなたの価値観は、時の経過と共に、多くの知識や経験を得て固定化され、柔軟性を失う。これは、あなたが、相手の女性が有する価値観を受け入れづらくなることを意味する。あなたは、価値観がピンポイントで合致する女性としか結婚ができなくなるかもしれない。あなたの経済力は、時の経過と共に、不確実性が増す。あなたが若ければ同年代の男性との比較において経済格差はほとんど存在しないだろうが、時の経過と共に、あなたの年収や貯蓄額は同年代の男性との比較において大きく劣後するかもしれない。唯一の救いは、あなたは、時の経過と共に、様々な恋愛を経験し、女性の心を掴む技術を向上させ、女性の恋愛感情ニーズに応えられるようになるかもしれないということ。それでも、価値観の固定化と経済力の不確実性によるマイナスの影響は補えない。つまり、あなたは、婚期を伸ばせば伸ばすほど、女性が結婚相手に求める条件から乖離した存在になるということだ。婚期を伸ばして良いことなど何もない。
あなたが女性の場合。残念ながら、あなたの価値観、若さ、容姿の全ては、時の経過と共に、その価値を失うことになる。これらについては、もはや説明は不要だろう。唯一の望みは容姿を磨き、時の経過に抗うことだが、自ずと限界がある。つまり、あなたは、婚期を伸ばせば伸ばすほど、男性が結婚相手に求める条件から乖離した存在になるということだ。婚期を伸ばして良いことなど何もない。
強みを失った独身男女は「代替案提示戦略」
もし、あなたが、既に相手が求める条件の一部に応えることができない立場にあるとしたら、強くお勧めしたいのが代替案提示戦略だ。代替案提示戦略は、あなたが応えることができない条件に対して丁寧に代替案を示すことで、相手の理解を得るという戦略だ。相手は必ずあなたに3つの条件を求めてくる。であるならば、あなたはその3つの条件から目を逸らすことなく真正面から受け止めた上で、丁寧に代替案を説明する他ない。
あなたが男性の場合。あなたの柔軟性を失った価値観は今更変えることはできない。であるならば、その点は率直に認めた上で、相手の女性の価値観を全面的に尊重する意志があることを説明してはどうだろうか。価値観の一致を期待するのではなく、価値観の相互尊重を目指す。あなたの貧弱な経済力は今更変えることはできない。であるならば、その点は率直に認めた上で、酒やたばこを止める、趣味を止める、無駄遣いを止めるなど、相手の女性に対して節約する意志や堅実な家計運営をする意志があることを説明してはどうだろうか。何なら、女性の妊娠・出産・育児による収入減も乗り切る家計プランをエクセルシートで示すくらいの気合が欲しい。あなたは、もしかしたら、女性の恋愛感情ニーズには応えることができるかもしれない。であるならば、そこだけは徹底的に努力し、今後も努力し続ける意志があることを説明してはどうだろうか。相手の女性に対して、優しく接する、誠実に接する、まめに行動するなど、今からでもあなたができることは沢山あるはずだ。
あなたが女性の場合。あなたの柔軟性を失った価値観は今更変えることはできない。男性同様、相手の男性の価値観を全面的に尊重する意志があることを説明してはどうだろうか。あなたの若さは今更戻らない。であるならば、その点は率直に認めた上で、不妊治療や養子縁組などの意志、DINKs生活を楽しく充実したものにする意志があることを説明してはどうだろうか。あなたは、もしかしたら、男性の容姿ニーズには応えることができるかもしれない。であるならは、そこだけは徹底的に努力し、今後も努力し続ける意志があることを説明してはどうだろうか。食事に気を配る、運動を心掛ける、ファッションやメイクに気をつかうなど、今からでもあなたができることは沢山あるはずだ。
絶対に結婚したい独身男女は「無条件戦略」
もし、あなたがとにかく何としても結婚したいと考えているのなら、強くお勧めしたいのが無条件戦略だ。無条件戦略は、本能で行う婚活を卒業し、頭で考えて結婚する戦略だ。即ち、あなたは、結婚相手に求める3つの条件の全てを意識的に放棄し、結婚の可能性を最大化する。
極めて常識的な話をする。世の中には数多の夫婦（既婚者）が存在するが、お互いの条件を100%叶え合った者同士のパーフェクトな結婚など、恐らく全体の2割にも満たないだろう。多くの既婚者は、自身の実力不足を認め、自身が結婚相手に求める条件を大幅に緩和した上で、何とか結婚しているというのが実情ではないだろうか。
だとしたら、最初から、結婚相手に求める条件など、綺麗さっぱり忘れてしまったほうが潔くないだろうか。中途半端な条件設定をして婚活をややこしくするくらいなら、むしろ無条件で婚活に臨んだほうが、結果として等身大の結婚に辿り着くことすらできるかもしれない。
無条件戦略を採ることができるほどにクレバーなあなたなら、恐らく既に理解しているはずだ。価値観が一体何だというのだ。価値観はむしろ違っていた方が面白いではないか。経済力が一体何だというのだ。経済力がなければ生活水準を下げれば良いではないか。恋愛感情が一体何だというのだ。恋愛感情なんて結婚してから醸成すれば良いではないか。若さが一体何だというのだ。若さなんていずれ必ず失うものではないか。容姿が一体何だというのだ。容姿なんていずれ必ず劣化するものではないか。頭で冷静に考えれば、実は、これらの条件などは大した条件ではない。だから、本能に縛られる必要などどこにもないのだ。あなたの結婚だ。あなたオリジナルの条件に従えば、それが全てではないだろうか。
婚活男女の本能をあなたの婚活戦略に活かす
結婚の目的や、結婚相手に求める条件は、当然に、千差万別だ。但し、多くの婚活男女が、本能に従い、類似した目的や条件の下で婚活に臨んでいるという事実は、十分に理解し、あなたの婚活戦略に活かすべきだろう。
正攻法で攻めるも、裏をかくも、あなた次第。筆者は、婚活中の独身男女のみなさんの成功を心から願っている。
以上
プロフェッショナル専門オンライン結婚相談所・縁仲
