結婚望む地方在住20代独身者が県外に目を向け婚活すべき理由

漠然と県内の異性がターゲット

　現在、地方で暮らしている20代独身男女のみなさんの中で、「今すぐにでも結婚したいのだけれどなかなか良い人に巡り合えない」と嘆いている人はいないだろうか。

　もしかしたら、あなたは、漠然と、自分の周りにいる異性や同県内に住んでいる異性のみをターゲットに婚活を行ってしまっているかもしれない。無論、あなたの立場はよく判る。同県内に住んでいる異性であれば、共通の理解や認識が多く、地理的にも精神的にも交際が断然に楽だ。加えて、あなたは郷土愛が強い。あなたは、結婚した後も、住み慣れた県内で暮らしていきたいと考えており、自ずと同県内に住んでいる異性がターゲットになるのだろう。

　ただし、なかなか良い人に巡り合えないのであれば、いつまでも手をこまねいている訳にもいかない。そこで、筆者は、あなたにストレートな提案をしたい。「県外に住んでいる異性もターゲットに加えて」婚活をしてみてはいかがだろうか。

県外に目を向け婚活すべき理由

　あなたが県外に住んでいる異性もターゲットに加えて婚活すべき理由は二つある。一つは、あなたが現在暮らしている県は人口の転出超過地域に該当している可能性が高く、あなたが同県内に住んでいる異性のみをターゲットに婚活を行っていたのでは、結婚相手の選択肢が狭まってしまう惧れがあるからだ。総務省統計局「住民基本台帳人口移動報告（2022年）」によると、首都圏（東京都、埼玉県、千葉県、神奈川県）、大阪府、福岡県など一部の地域を除き、地方の大部分の県は人口の転出超過地域に該当している（即ち、あなたが住んでいる県から他の都道府県へ転出する者の数が、他の都道府県からあなたが住んでいる県へ転入する者の数を上回っている）。加えて、都道府県間の移動者は、全世代の中で20代（20歳~29歳）の男女が圧倒的に多く、2022年は、全20代男女人口1,267万人中の111万人超が都道府県間を移動している。つまり、極めて大雑把に言ってしまえば、あなたの周りの馴染みの異性の10人に1人は、地元を離れ、東京や大阪などの県外へ出ていってしまっている。

　もう一つは、あなたは同県内に住んでいる異性の獲得を巡って県外に住んでいる同性とも競争している可能性が高く、あなたが同県内に住んでいる異性のみをターゲットに婚活を行っていたのでは、結婚相手の選択肢が狭まってしまう惧れがあるからだ。ご案内の通り、現代は、オンラインやSNSを通じて全国の人々が瞬時に繋がる時代となっている。あなたは同県内に住んでいる異性との出会いを期待しているかもしれないが、その同県内に住んでいる異性が県内外を問わず婚活を行い、県外に住んでいるあなたの同性が同じく県内外を問わず婚活を行っていたとすれば、その二人（同県内に住んでいる異性、県外に住んでいる同性）のマッチングが実現することによって、あなたは知らず知らずのうちに同県内に住んでいる異性との出会いの機会を失い続けていることになる。

オンライン婚活に取り組む

　では、あなたは、これからどうやって婚活に取り組めば良いのだろうか。答えは、言うまでもなく、県外に住んでいる異性もターゲットに加えるべく、「オンライン婚活に取り組む」ことに尽きる。オンライン婚活であれば、家に居ながらにして、インターネットを通じて全国の独身者と繋がり、お見合いをすることができる。お見合いが成立し首尾よく次のステップに進んだ際は、一定期間、遠距離で交際をする必要はあるが、期間を区切っての遠距離交際であれば、頑張ることはできよう。

　尚、仮にあなたが、結婚した後も住み慣れた県内で暮らしていきたいと考えていたとしても、オンライン婚活は極めて有効な手段となる。全国には、「将来は故郷に戻って暮らしたい」と考えている同県出身の異性が存在するはずだし、結婚した後に「あなたが住んでいる県に引っ越して暮らしたい」と考えている異性も存在するはずだからだ。これらUターンIターン希望者にとってオンライン婚活は極めて有効な手段であり、あなたにとっても、UターンIターン希望者との出会いは他のライバルとの差別化を図ることができる貴重な出会いとなる。

思い立ったが吉日

　あなたは、県外に住んでいる異性もターゲットに加えて婚活に取り組むことで、婚活の成功確率を高めることができる。そして、県外に住んでいる異性と出会うことで、あなたの活動範囲や価値観が広がり、あなたの人生が更に面白くなるかもしれない。

　思い立ったが吉日。早速、オンライン婚活に取り組もう。筆者は、地方で暮らしている20代独身男女の婚活の成功を心から応援している。

以上

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