「結婚相手は誰でもいいから結婚したい」人の婚活必勝法とは?
更なるシフトチェンジへ
婚活中の独身男女のみなさんの中で、「結婚相手は誰でもいいからとにかく結婚したい」という心境に達している人は、どのくらいいるだろうか。そんなあなたは、きっと、物事を頭で考えることのできる、極めて学習能力の高い、素敵な方に違いない。たしかに、あなたは、婚活を始めた頃は、結婚相手に対して色々な条件を設定していた。年齢やら、学歴やら、年収やら、外見やらと。しかし、失敗を繰り返すことで婚活マーケットの現実を知り、自身を客観視し、思考を修正し、あなたは今の心境に達した。結婚に過度の期待はしない。誰と結婚するかが重要なのではなく、結婚したのち、その結婚相手とどのような人生を創り、そのことを通じて自身がどのように成長し、そして、どのような形で社会に恩返しをしていくかということのほうが、一万倍重要であることに気づいた。あなたは冷静だ。
世の中には、いつまで経っても自身を客観視できない人もいる。「こんな人と結婚するくらいなら一生独身で構わない」と平気で言い放つ。完全に子供の所業であり、その発言は負け犬の遠吠えにしか聞こえない。自分が理想の人と結婚できないのは、自分の実力が足りないからだということに、いつまで経っても気づかない。自分の人生は、自分だけのものにあらず、数多のご先祖様から預かり託されたものだということに、いつまで経っても気づかない。この世に生を受けた意味を考えれば、一生独身で良いはずが無い。
あなたは、そんな負け犬とは確実に一線を画している。そして、あなたの思考がここまで昇華したのであれば、負け犬と同一視されないためにも、必ずや婚活に勝利したい。そこで筆者は、あなたに必勝の策を提案したい。あなたの「誰でもいい」という思考を更に一歩進め、「他の同性が選ばないであろう結婚相手を敢えて選ぶ」にシフトチェンジするというものだ。
同性が設定する婚活条件を捨てる
これから、頭で考えれば誰でもわかる、極めて当たり前の話をしたい。たとえば、独身男性が10人、独身女性が10人いる婚活マーケットを想定してみる。独身女性10人は、全員が揃いも揃って、「結婚相手(男性)の年収は最低でも300万円以上は欲しい」と条件設定したとする。そして、この独身女性10人の条件に該当する独身男性が7人存在したとする。つまり、この時点で、年収が300万円に達しない3人の独身男性は、脱落する。すると、どうなるか。独身女性10人で、条件をクリアした独身男性7人の奪い合いが始まる。これを、椅子取りゲームに見立てるなら、椅子は7脚。10人の独身女性が椅子めがけて突進するが、椅子に座れるのは7人のみ。血みどろの争いの結果、7人の独身女性が椅子を確保するも、残念ながら、3人の独身女性は椅子に座ることができず立ちすくむこととなる。
この状況をマクロ的視点から捉えるとどうなるか。独身女性は、対峙する相手陣営(独身男性)に厳しい条件(年収300万円)を課したことで、結果として、自陣営(独身女性)の競争を激化させ、最終的に、相手陣営の脱落者(3人)と同数の自陣営の脱落者を生み出したということになる。即ち、相手陣営に何らかの条件を課すという行為は、そっくりそのまま、自陣営の首を絞める行為としてブーメランのように跳ね返ってくるというわけだ。世の中には男性と女性が同数存在し、そして、男性と女性は一対一で結ばれる。この当たり前のことが理解できていれば、当然に帰結する結論だ。
上記より、婚活に必ずや勝利したいあなたは、以下の結論を、改めて肝に銘じなくてはいけない。①同性の多くが設定する婚活条件と同じ条件を設定してはいけない(万一、同じ条件を設定してしまうと激烈な競争に巻き込まれ、比較劣位にある者は結婚できない運命が待っている)、②同性の多くが設定する婚活条件から脱落する異性に対して積極的にアプローチすることで、婚活の勝率は飛躍的に向上する(万一、あなたが比較劣位者であったとしても、豊富な選択肢をもった状態で、有利に婚活を進めることができる)。
真の自虐的な行為は負け組の仲間入り
「誰でもいい」。この条件設定は、一見すると驕り無く謙虚なものにみえるが、実のところは、受動的で具体性に欠けるものだ。そこで、あなたは、好条件の結婚相手などはむしろこちらからおさらばし、他の同性が選ばないであろう結婚相手を、能動的に、戦略的に選ぶ。即ち、前述の例の10人の独身女性のうちの1人があなただと仮定するなら、あなたは、他の独身女性が浅慮によって脱落させた3人の独身男性に、むしろ積極的にアプローチするわけだ。あなたは、独身女性1人対独身男性3人のマッチングに臨み、豊富な選択肢をもった状態で、楽々婚活に勝利することができる。
尚、あなたがマインドチェンジすることで、他の独身女性は、独身女性9人対独身男性7人のマッチングに挑むことになるが、結果として、比較劣位にある独身女性2人は結婚ができない。この独身女性2人が、自身を客観視し、思考を修正して、あなたが選択しなかった残る独身男性2人に目を向ければ皆がハッピーになるのだが、そんな人ほど、往々にして、自身を客観視できない。そもそも自身を客観視できないから、7対9の争いに突っ込んでいる。そして、その成れの果てが、「こんな人と結婚するくらいなら一生独身で構わない」との負け犬状態だ。最終的には、結婚できない独身男性2人と、結婚できない独身女性2人が誕生する。ちなみに、このケースでの独身男性2人は、浅慮な独身女性2人の意思決定の影響を受けた、犠牲者と言える。
あなたがマインドチェンジすることで、あなたは勝ち組(8夫婦=男性8人+女性8人)の1人となり、負け組(男性2人、女性2人)とは違った人生を歩むことになる。逆に、もし、あなたがマインドチェンジすることができなかったら、あなたは負け組(男性3人、女性3人)の1人となり、勝ち組(7夫婦=男性7人+女性7人)とは違った人生を歩むことになる。他の同性が選ばないであろう結婚相手を、能動的に、戦略的に選ぶという行為は、一見すると自虐的な行為にすら感じるかもしれない。しかし、大局的に捉えれば、目先のプライドに拘って、あなたが結婚できない独身男性2人と独身女性2人の仲間入りをしてしまうことこそ、あなたが負け犬の仲間入りをしてしまうことこそ、真の自虐的な行為に他ならない。
自らが進化して婚活に勝利する
あなたが真に対峙すべき相手は、異性ではない。同性だ。あなたは、同性が設定する婚活条件であれば、熟知しているだろうし、凡そ想像が付くだろう。あなたは、その同性が設定する婚活条件をしっかり外し、その同性が設定する婚活条件から漏れる異性にこそ焦点を当てて、婚活を行う。
そして、ここからが極めて重要だ。本当のところ、大衆が設定するステレオタイプな婚活条件(たとえば、年収300万円以上)などというものは、よくよく考えてみれば、実に取るに足らないものばかりだ。そんな婚活条件の一つや二つ外したところで、家族を構成することや、結婚生活を営むことに対して、何らの問題も生じない。自分の頭で考えず、既成概念に囚われて、紋切型の婚活条件に洗脳されている人は、洗脳させておけば良い。実際のところ、条件外に、良い人は幾らでもいる。
絶滅と進化は紙一重だ。自分の思考に固執し、ごちゃごちゃ言い訳をして、結婚を諦める人は多い。あなたは、環境を受け入れ、勝機を見出し、自らが進化して、婚活に勝利する。あなたは、婚活マーケットの生存競争を見事に生き抜き、未来に向かうべき存在だ。筆者は、高い大人性を備えたあなたの婚活を心より応援している。
以上
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