ここまでやる？「婚活女性が独身男性に出会える唯一の場所」
結婚相手の対象となる好青年はどこにいる？
あなたが20代30代の都市部で暮らす婚活中の独身女性であれば、是非とも知りたい素朴にして切実な疑問がある。「一体全体、どこに行けば結婚相手の対象となる20代30代の実力・容姿共に兼ね備えた素敵な独身男性（以下、「好青年」という）に出会えるのか」と。今回は、あなたのこの熱い熱いリクエストにズバリお答えしたい。早速、筆者だけが知っているここだけの秘密を特別にあなただけに教えよう。あなたが好青年と出会いたければ、ターミナル駅（たとえば、東京であれば、東京、大手町、新宿、渋谷、品川等）まで電車で20分圏内の駅の駅前にある「定食屋」か「クリーニング屋」に行けばよい。出会える日時も明確だ。定食屋なら平日の21時30分に行く。5回（月火水木金）通えば2回は出会えるだろう。クリーニング屋なら土曜日の18時に行く。2回に1回は出会えるだろう。
好青年に隙無し
結論の説明に入る前に、最初に、好青年という生き物の特性と、好青年との出会いがNGとなる場所について確認しておきたい。
先ず、あなたは、好青年は取り巻きの独身女性達から既に十分にモテており自らが進んで結婚相手の対象となる女性を探すインセンティブなどどこにも無い、ということを知らなければいけない。従って、あなたが「ここなら女性との出会いを期待した好青年が来るかもしれない」と考える場所にこそ好青年は100%来ない。万一いたとしても、そのような場所での好青年との出会いはあなたにとって不幸の始まりでしかない。あなたは好青年からかなりの確率で遊ばれることになるからだ。好青年に結婚相手の対象となる女性を探すインセンティブが無い以上、そのような場所に来る好青年が唯一持っているインセンティブは「遊び心」ただ一つ。もしかしたらあなたは、クラブに行けば好青年と出会える、お洒落なバーに行けば好青年と出会える、異業種交流会に行けば好青年と出会える、パーティーに行けば好青年と出会える、SNSをすれば好青年と出会える、と考えるかもしれない。しかし、この発想は、完全にNGだし時間の無駄だ。くどいようだが、あなたが考えるような場所に来る好青年は、あなたとの真剣な出会いなど期待していないということを強調しておく。
次に、あなたは、好青年は仕事に全精力を注いでおり平日の8時から21時はみっちり仕事に打ち込んでいる、ということを知らなければいけない。20代から30代前半の好青年といえば、ハードワークで知識や経験を身につけて自身のステージを一気に押し上げる重要なタイミングだ。将来有望な好青年であればあるほど、仕事が好青年を絶対に手放さない。好青年に仕事をぶん投げてさっさと帰宅するオッサン連中、アフター5の事だけを考えて仕事をしている三流サラリーマン連中、腰かけOL連中とは事情が全く違うのだ。そのため、あなたがフィットネスジムで虎視眈々と好青年を待ち伏せようが、趣味のサークルで手ぐすね引いて待ち伏せようが、好青年など現れるはずもない。これはシンプルに物理的な問題だ。もし、平日の19時にフィットネスジムや趣味のサークルにひょっこり好青年が現れたとしたら、残念ながら、それは好青年の皮をかぶった偽物ということになる。恐らく、仕事では使い物にならないのだろう。
最後に、好青年の休日についても触れておきたい。あなたは、「いよいよ休日こそ好青年と出会えるのでは」と大いに期待するかもしれない。しかし、残念ながら、あなたは平日同様、休日までも好青年と出会うことはできない。何故なら、好青年の休日は、①休息、②仕事、③自己啓発、④家事、⑤友人知人との親交、でほぼその100%が消費されてしまうからだ。もちろん、好青年も「フィットネスジムに通って筋力アップを図りたい」というような願望は持っている。しかし、フィットネスジムに通うことよりも、上記5つの目的が優先されるのだ。あなたとの一期一会の出会いよりも、疲れた体を休め、溜まった仕事をこなし、資格や語学の勉強に励み、散らかった部屋を整理し、学生時代からの友人と飲みに行くことが優先される。好青年はそもそもモテるのだから、好青年の生活はそれで十分に充実している。つまり、休日と言えど、あなたの入り込む余地は一切無いというわけだ。
好青年といえど「ズボラな男」
上記で確認した通り、平日休日問わず、好青年と正攻法で接点を持つことは容易ではない。残念ながら、あなたと好青年との間には一切の接点も無いように映る。では、あなたは、どうすれば好青年との接点を見出すことができるのだろうか。ここからが本題だ。そして、鋭いあなたなら「定食屋」、「クリーニング屋」と聞いて既にお気づきかもしれない。そう、好青年といえど所詮は「ズボラな男」という点に着目すれば良いのだ。即ち、好青年は忙しい毎日の反動で「衣食住のほとんどをアウトソースしている」という点に着目すれば、好青年と出会える道筋が見えてくる。
筆者が、好青年と出会える場所として挙げた「定食屋」は、好青年は例外なく「食（晩飯）」をアウトソースしているという点をヒントにしている。決してウケを狙っているわけではない。あなたは「定食屋」と聞いて唐突な印象を持たれたかもしれないが、ズボラな好青年にとって定食屋は欠かすことのできない必然の場所であり生命維持装置そのものだ。ズボラな好青年は鍋片手に自炊などしないしできない。自宅に冷蔵庫はあっても、その中には飲み物と、賞味期限の切れたプリンと、練りわさびのチューブしか入っていない。従って、当然のように毎日外食する。つまり、この好青年が定食屋で油断している一瞬こそがあなたの狙い目なのだ。
筆者が、好青年と出会える場所として挙げた「クリーニング屋」は、好青年は例外なく「衣（洗濯）」をアウトソースしているという点をヒントにしている。決してウケを狙っているわけではない。あなたは「クリーニング屋」と聞いて唐突な印象を持たれたかもしれないが、ズボラな好青年にとってクリーニング屋は欠かすことのできない必然の場所であり生命浄化装置そのものだ。ズボラな好青年は折り目正しくアイロンがけなどしないしできない。アイロンやパンツプレスは押入れの奥底でほこりをかぶっている。従って、スーツは勿論のこと、ワイシャツも確実にクリーニング屋に持ち込んでいる。つまり、この好青年がクリーニング屋で油断している一瞬こそがあなたの狙い目なのだ。
なお、好青年が実家暮らしの男性である場合、衣食住の大部分のアウトソース先が母親となることが想定される。ただし、たとえ実家暮らしの男性であったとしても、仕事で帰りが遅くなる場合などは外で晩飯を済ませて帰宅するケースも多いし、少なくともスーツだけはクリーニング屋に持ち込むだろうから、出会いの頻度こそ低下するもののチャンスは十分にある点は付言しておく。
定食屋での出会い
では、ここからは定食屋でのあなたの所作について具体的に確認しよう。
先ず、大前提となる定食屋の場所だが、これは、好青年がオフィスにアクセスの良いターミナル駅まで電車で20分圏内の駅の駅前にあるマンションやアパート等で一人暮らしをしていることを想定して、同駅の駅前にある店を選びたい。そして、ここからが極めて重要だが、ここで言う定食屋とは、牛丼店やファミレスやその他一般に普及している外食チェーン店等ではない。あくまで、地元に根差した、古びて、むさくるしくて、それでいて妙に落ち着きを払った定食屋だ。粗末なテーブルと椅子、店の一角の高いところに設置された古びたテレビ、壁の至る所に張り付けられたマジック書きのメニュー、無造作に積み上げられた雑誌類、などが目印だ。そこには必ずおふくろの味がある。ひじき、酢の物、切り干し大根、かぼちゃの煮物、マカロニサラダ、豆腐の味噌汁、手作り感満載のハンバーグ、サバの味噌煮など。こういった料理が飾らず無骨に提供されている店であれば間違いない。若いとはいえ、好青年もさすがに毎日冷凍モノばかり食べるわけにはいかない。このような店に好青年は毎晩でも通う。
好青年がオフィスを発つのが21時。好青年は電車に乗って自宅のある最寄り駅に向かう。そして、好青年が最寄り駅に到着して定食屋の暖簾をくぐるのが21時30分だ。そこで、あなたも運命の21時30分に定食屋に入り、好青年との時間を共有するよう努めたい。先ずはアジフライ定食でも注文しよう。注文したら、粗末なテーブルの下にある雑誌でもめくりつつ、後ろに付いた目でめぼしい好青年に当たりを付ける。いきなり好青年との会話を試みてはいけない。はやる気持ちを抑えつつ、ここはじっくり対処する。レモン汁を絞り、腹を満たしたら今日のところはそのまま帰宅する。そして、2回、5回、10回と通う。美味しい定食を片っ端から頂こう。そのうちに、顔なじみとなる。それでも焦らない。いずれ好青年との会話は成立すると信じて、先ずは、店内にいる常連のオヤジ連中と仲良くなってしまう。あなたが愛想を振り撒けば、オヤジ連中は喜んであなたとの会話を楽しむ。そして、じりじりと本命との距離を詰める。「隣よろしいですか」、「また、お会いしましたね」、「いつも遅くまでお仕事をしていらっしゃるのですね」、というところまで会話が進めば、あとはあなたの腕次第。定食屋は早ければ22時には閉店となる。顔なじみとなった好青年と金曜日の閉店のタイミングで会計が重なれば、その後「もう一軒参りましょう」となっても何の不思議もないことは言うまでもない。
クリーニング屋での出会い
次に、クリーニング屋でのあなたの所作について具体的に確認しよう。はっきり言って、クリーニング屋での好青年との出会いは、定食屋と比較しても格段にイージーゲームだ。
先ず、大前提となるクリーニング屋の場所だが、これは、定食屋同様に駅前にある店を選びたい。クリーニング屋は、あなたもご理解の通り松、竹、梅の店が存在する。松のクリーニング屋は、値段は高いが綺麗に仕上げてくれる。一方、梅のクリーニング屋は、値段は安いがスーツがテカテカになって戻ってきたり、ワイシャツのボタンが溶けたり欠けたりして戻ってくることもある。仕立ての良いスーツを身にまとっている好青年は、当然、松や竹の店を選ぶ。もちろん、あなたが行く店も、松か竹の店をチョイスしなければいけない。
前述の通り好青年が平日にクリーニング屋に行くことは無い。閉店時間までに間に合わないからだ。従って、土曜日か日曜日のいずれかに行くということになるのだが、心的余裕のある土曜日に行く確率が高いだろう。好青年は、土曜日の午前中は疲れた体を癒すために100%自宅でゴロゴロしている。午後からおもむろに活動を始めるのだが、当然、いきなりクリーニング屋に行ったりはしない。19時からターミナル駅近くの居酒屋で友人と飲む約束をしているので、自宅の最寄り駅に向かう途中でクリーニング屋に寄ってワイシャツを持ち込むことを考える。或いは、晩飯を食べるために駅前に出る必要があるので、駅前に向かう途中でクリーニング屋に寄ってワイシャツを持ち込むことを考える。要は、この時間が運命の18時だ。なお、好青年がワイシャツを10枚保有していれば、5枚（1週間分）×2ローテーションになるので、毎週クリーニング屋に行くことになる。15枚保有していれば各週になる可能性もあるが、少数派だろう。あなたは満を持して毎週土曜日の18時にクリーニング屋に行く。持ち込むものが無ければ、適当に安いブラウスでも一着購入して、だしに使う。クリーニング屋が混雑していれば願ったり叶ったりだ。好青年との距離を詰めやすくなるし、好青年の品定めもできる。好青年は簡単に見分けがつく。好青年は、休日のカジュアルスタイルも爽やかだ。あなた好みの男性をチョイスすればそれでほぼ間違いない。そして、ダメ押しで好青年が持ち込んだスーツやネクタイを怪しまれない程度にチラ見する。高級かそうでないかは見れば判る。スーツやワイシャツのヨレヨレ度で好青年の人となりまで判る。これでロックオン完了だ。あとは、「暑いですね」、「順番お先にどうぞ」、「またお会いしましたね」、「この割引券良かったら使って下さい」、というところまで会話が進めば、あとはあなたの腕次第。そのあとは、もちろん、一緒に馴染みの定食屋に行ってアジフライ定食をほおばるまでだ。
現実を直視できた者から結婚する
あなたが好青年と出会うのは容易ではない。通常、好青年は、学生時代からのサークル仲間や職場の独身女性達によって、とっくに売約済みとなっているケースがほとんどだからだ。あなたが好青年と同じ大学に通い既に知り合いとなっているか、好青年と同じ職場に勤務して既に知り合いとなっているかのどちらかでない限り、残念ながらあなたは相当なハンデを背負っているということになる。
しかし、それでもあなたが好青年との出会いを切望するのであれば、多少なりとも努力をする他ない。今回、筆者がお伝えした「定食屋」、「クリーニング屋」は、あなたが自然な形で、会話が成立し得る静的空間で、そして、確実に、好青年に出会える究極の場所だ。腹をすかせた子羊のような好青年、アイロンがけの出来ない仔馬のような好青年は確かにそこにいる。
但しだ。あなたは本当に定食屋やクリーニング屋に通い詰める覚悟があるだろうか。そして、仮に好青年と出会えたとして、あなたには好青年を落とすだけの実力が本当にあるだろうか。
「冗談でしょ？」、「ここまでやらなければいけないの？」、「私には自信がない」、と感じたあなたは、自身の妄想を軌道修正して、身近な男性とのご縁を大切にすることをお勧めする。いつの時代も現実を直視できた者から結婚していくものだ。筆者は、あなたの婚活が成功することを心から願っている。
以上
プロフェッショナル専門オンライン結婚相談所・縁仲
