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婚活が手遅れに「結婚希望の男性が絶対越えてはダメな年齢」

後悔先に立たず

 男性の婚活が「手遅れ」となるタイミングは果たして何歳だろうか?「えっ、男の婚活に手遅れなんてあるの?」と思った男性のあなたは鯛の尾頭付きほどにおめでたい。まさかあなたは、「妊活適齢期のある女と違って、男はその気になればいつでも結婚できる」などとふんぞり返ってはいまい。婚活男性が女性を選ぶように、婚活女性も男性を選ぶ。誰が好き好んで、ハゲ散らかした窓際族確定のマザコンを結婚相手に選ぶだろうか。早速、筆者の結論を述べよう。筆者は、独身男性の婚活には、25歳、31歳、37歳、44歳、54歳の各年齢で訪れる「5段階の手遅れ」があると考えている。ただし、54歳はいわば番外編(後述)であり、一般男性は、25歳、31歳、37歳、44歳の「4段階の手遅れ」があると考えている。

 詳細に入る前に、二つの注意事項を述べておきたい。一つは、何故、あなたが「5段階の手遅れ」について理解する必要があるのかについてだ。これは、端的に言ってあなたが「婚活に失敗しない」ためだ。もし、あなたが、とても幸運な星の元に生まれており、これまで両親や先輩等から「早く結婚しなさい!」等、婚活や結婚について口酸っぱくアドバイスをもらっているのであれば、筆者は全く心配しない。きっと、婚活や結婚にまつわるリスクを十分に理解した上で、着々と準備を進めていることだろう。しかし、万一、あなたが誰からも婚活や結婚についてアドバイスをもらっていないとしたら、あなたは危うい。婚活に失敗し、後悔する可能性がある。自身が結婚するタイミングを勝手な思い込みで何となく決め、婚活や結婚に無頓着なまま無邪気に歳を重ね、結果として取り返しのつかない事態を招く可能性があるのだ。従って、婚活や結婚について誰からもアドバイスをもらっていないあなたは、必ず「5段階の手遅れ」について頭の中に叩き込んでおかなければならない。

 もう一つの注意事項は、今回取り上げる「5段階の手遅れ」は、極めて単純化した前提、即ち、独身男性の婚活は「稼得能力の低下(加齢)」と共に厳しくなる、という前提のもとに述べられる筆者独自の見解だということだ。そもそも、婚活と一口に言っても、それは、結婚の目的、その人の属性(ステータス、容姿、気力体力)、結婚相手に求めるもの等によって千差万別のアプローチや考え方があるものだ。従って、全ての男性に当てはまる唯一絶対的な「5段階の手遅れ」などという概念はどこにも存在しない点につき、十分にご留意願いたい。

 もちろん、婚活は何歳になってもできるし、結婚も何歳になってもできる。しかし、独身男性の婚活における「稼得能力の低下(加齢)」は選択肢を失うプロセスそのものだという視点に立脚するなら、あなたは二度と取り戻すことのできない選択肢を今この瞬間も失い続けているということになる。筆者は、あなたには絶対に後悔はしてもらいたくないし、正しく焦って婚活に臨み、必ずや幸せを掴んで欲しいと願っている。そこで今回は、強い警鐘の意味を込めて、「5段階の手遅れ」を示す。筆者の意を十分にくみ取ってもらったところで、以下、順次確認していきたい。

第1の防衛ライン「~25歳(盤石婚)」

 「物心両面で堅実かつ盤石な人生を歩みたい」あなたは、何としても25歳迄に婚活し、結婚しなければならない(以下、「盤石婚」という)。盤石婚は、生涯で結婚することのできる全ての男性のうちの10%のみが実現できる極めてプレミアムな結婚だ(総務省「人口推計(2019年)」、厚生労働省「人口動態統計(2019年)」を元に縁仲推計、数字は生涯独身の男性を除いて計算したもの)。

 議論するまでもなく、男性の婚活において「稼得能力(お金を稼ぐ力)」は最強の武器だ。稼得能力をもってすれば、イケメンは勿論のこと、普通の容姿、そして、たとえあなたが少々残念な容姿であったとしても、高望みさえしなければ極めて高い確率で結婚することができる。ステータスに少々自身が無くても同様だ。独身女性の、男性の「稼得能力」に対する需要は年代を問わず根強いものがあるからだ。

 そして、この稼得能力は、一旦スキルの差を無視すれば、若ければ若いほど高いということになる。若いということは、それだけで、長期にわたって生産年齢人口(15歳~64歳、生産活動に従事する中核の人材)で在り続けることができることを意味する。若ければ、精神的、肉体的なタフさを武器に、たとえ多少の無理をしたとしても、どんな仕事だってこなすことができる。稼得能力を上げるための将来の選択肢(スキルアップ、転職、起業等)も豊富だ。つまり、盤石婚男性は、少なくとも、勤務先でリストラ候補筆頭格になるであろう45歳迄に、つまり、キャッシュフローの見通しが立つ45歳迄に、20年間という長期間に渡って稼得能力を維持することができるのだ。これは、将来の確実な稼得能力を担保できるであろう男性との結婚を希望する独身女性にとっては、極めて魅力的なステータスに映る。稼得金額の大小はさておき、少なくとも子育て期間中に食いっぱぐれる心配がないと看做せるからだ。

 加えて、盤石婚は、夫婦二人の「経済力」を盤石なものにする。早々に結婚してしまうため、婚活費用やデート費用などの死に金を使う必要が無く、そっくりそのまま貯蓄に回すことができる。夫婦二人三脚で長期間に渡って計画的に節約と投資に励むことができるため、20年間という纏まった期間をもってすれば、45歳迄に金融資産1億円を作り上げることも十分視野に入る(夫婦二人で年間300万円の余剰資金捻出、税後4%複利運用で、20年間で9,600万円)。30代、40代のオッサン、オバサン達が遊び呆けて無駄金を使っている間に、着実に基盤を構築することが可能であり、経済格差は拡大する一方だ。

 更に、45歳迄に経済力を盤石なものとすれば、45歳以降の人生が一気に解放される。万一、リストラで45歳以降の給与が激減しても何の心配も要らない。平常心を保つことができるし、何なら、ニコニコしながら会社に対して辞表を叩きつけても良い。45歳迄には凡その子育てが終了しているだろうから、最低限の大学の学費さえ用意すれば、同期中一番乗りでFIRE(Financial Independence Retire Early、ファイア、リタイア、セミリタイア)が実現する。あとの人生は自由自在だ。夫婦二人で田舎暮らしをしてもいいし、海外移住をしてもいい。もちろん、ここから起業をスタートさせるのもアリだ。たとえば、若い頃に散々散財をした上で、45歳で結婚した周回遅れの男性が70歳近くまで子供の学費に追われることを考えると、正に雲泥の差。人生を二倍楽しむようなものだ。これを盤石婚と言わずして何というのか。盤石婚男性には、心身共に一切の死角も無い。盤石婚男性は、全ての既婚男性の中で、最多の選択肢と高いフレキシビリティを持った「完全無欠」な男性なのだ。

 盤石婚は、あなたが高卒であれば卒業後7年以内の結婚、大卒であれば卒業後3年以内の結婚を意味する。婚活期間としては十分過ぎるほどの時間が確保されており、あとは、あなたの心構え次第だ。同じく堅実で若々しい女性を娶って、一気に他の男性達を引き離してしまって欲しい。男性は稼得能力や経済力があってこそ女性から信頼されるというもの。盤石婚が実現できたあなたは、20年間というアドバンテージを武器に、確実に、妻子を幸せにできるだろう。先手必勝だ。いずれにしても、あなたが盤石婚を実現したとすれば、あなたは、決断力があるか、性的魅力があるか、その両方を兼ね備えた男性であるということが証明されたことになる。

第2の防衛ライン「~31歳(平均婚)」

 「負け組に転落し孤独な婚活ゲリラ戦を強いられるのだけは絶対に避けたい」あなたは、何としても31歳迄に婚活し、結婚しなければならない(以下、「平均婚」という)。平均婚は、文字通り、男性の平均初婚年齢31.0歳(厚生労働省「人口動態統計(令和二年)」)までにする結婚だ。

 遍く独身男性はこの平均初婚年齢31.0歳を意識せずにはいられない。なぜなら、これは、多くの独身男性が31歳迄に結婚することを意味し、それに合わせて多くの素敵な優良独身女性が婚活マーケットから姿を消すことを意味するからだ。つまり、あなたが平均婚を実現できなければ、あなたは、盤石婚男性、平均婚男性が見向きもしなかった独身女性の中から結婚相手を選ばなければいけない羽目になるのだ。これだけは絶対に許容できない。平均婚までが「勝ち組」、それ以降の結婚が「負け組」と捉えるなら、この瞬間は天下分け目の関ケ原。あなたは何としても勝ち組に食い込みたい。

 といっても、あなたが平均婚を実現できるかどうかは、あなたの意思というより、あなたのそもそもの魅力に負うところが大きいかもしれない。基本的に20代の独身男性は一律に「遊び人」だ。とっくに遊び風情は卒業した盤石婚男性のようなスーパーエリートを除き、大体において、結婚など漠然としか考えていない。それでも、この世に平均婚男性が存在するのは、そもそも平均婚男性が「相当に魅力的な男性」だからだ。つまり、あなたが極めて魅力的な男性であれば、婚活意欲の高い20代の独身女性が20代のあなたを放っておくはずがないのだ。たとえ、あなたの婚活意欲が低かったとしても、堅実かつ魅力的な独身女性にぐいぐい押される形で、結果として平均婚が実現する。あなたがよほどの「超遊び人」や「無謀な野心家」でもない限り、必然的に、平均婚男性となってしまうわけだ。

 これは、裏を返せば、あなたが平々凡々な独身男性なのであれば、相当な決意を持って婚活に臨まないと、平均婚を実現させることができないことを意味する。通常であれば、周りに流されて、気づいたらあっさり30代に突入する。これに待ったをかけることができるのは、あなたの、他の男性とは一線を画す大局観だ。ポイントは、「仕事への早期集中」、「経済力の早期確立」、「子育ての早期終了」、「老後人生の選択肢拡大」、そして、「優良独身女性の確保」あたりをどれだけリアルに考え、算盤を弾けるかどうかだろう。いつまでも遊んでいたいという邪念を振り切り、大局観に従うことができれば、吉。いつまでも遊んでいたいという邪念に身を任せ、目の前の快楽に溺れれば、他の独身男性と一緒に「負け組」が確定するだけの話だ。

 いずれにしても、特に、自分の容姿やステータスに自信の無いあなたは、優良独身女性からぐいぐいと押されることなど無いからこそ、ここが勝負どころと捉えて、優良独身男性に混じって平均婚を実現させなければいけない。そして、あなたが平均婚を勝ち取るためには、なりふりなど構っていられない。コンパ、マッチングアプリ、結婚相談所などを総動員して、全力で結果を出しに行く。既に、盤石婚男性に優良独身女性を持っていかれているとはいえ、ギリギリ優良独身女性も残っている。あなたが、遊びに後ろ髪を引かれつつも誠実に婚活に励めば、滑り込みセーフの可能性も残されている。もし、平均婚が実現できなければ、その先は、負け組男性勢ぞろいの中での孤独なゲリラ戦が待っている。絶対に落とせない戦いだ。

第3の防衛ライン「~37歳(若作婚)」

 「男としてのギリギリのプライドを保ったまま結婚したい」あなたは、何としても37歳迄に婚活し、結婚しなければならない(以下、「若作婚」という)。若作婚は、男性の容姿のオッサン化が始まる前までにする結婚だ。

 盤石婚と平均婚を逃したあなたは、基本的に負け組だ。既に、出会いの数は激減している。コンパを開こうにも誘える友人が居ない。後輩が主催するコンパに無理やり割って入ったところで、もはや20代の女性からは相手にされない。飲み会に行っても一人だけ浮くようになる。そして、あなたは自分がオッサン化しつつあることを自覚する。「ヤバイ」。事の重大性にようやく気付くのがこの頃だ。婚活はもはやゲリラ戦に突入している。それでも、ギリギリのプライドを保ちつつ、ラストチャンスに賭けるのが若作婚だ。男性の社会における働き盛りの時期(いわゆる壮年期)を30歳~44歳とすると、37歳は、その中間地点にあたるタイミングだ。盤石婚男性(~25歳)は「青年」の初々しい姿で結婚し、平均婚男性(~31歳)は「若さと力強さ」溢れる姿で結婚する。そして、若作婚男性は「ピークを過ぎた腐りかけの容姿」を何とか辛うじて誤魔化して結婚することになる。

 実は、男性の容姿は、37歳、38歳あたりから急速にオッサン化する。この年齢は、30歳前後で転職やキャリアアップ等を図り、馬車馬のように働き続けて数年が経ったタイミングになるのだが、これまでに重ねてきた残業、深夜までの飲み会、適当な食生活等の不摂生が祟って、体に変調をきたすタイミングでもある。パソコンの使い過ぎで眼精疲労。辛い肩こりに腰痛。髪は既に白髪が目立ち、薄毛も進行。ベルトの穴も三段階広げた。いつのまにか吊革に捕まっての通勤もしんどい。深夜に及ぶ飲み会や馬鹿騒ぎも堪える。体力の低下は目を覆うばかりだ。

 従って、自分の市場価値が急低下しつつあることを自覚しつつも、自身の女性に対する選択肢を一ミリでも残したいのであれば、ここまでに結婚する他ない。若作婚となると、想定される結婚相手の女性は30代ということになるが、言葉を選ばずストレートに言うと、この年代の女性陣は、盤石婚男性、平均婚男性が手を付けなかった「売れ残り」である可能性が高く、一癖二癖ある女性であろう点は覚悟しなくてはいけない。容姿もあなた同様、オバサン化を何とか誤魔化して片足立ちしている状況だ。そして、そもそもの出会いのチャンスも限られる。それでも、あなたは、ある程度妥協はしつつも結果を出しにいく必要がある。

 なお、若作婚を逃すと、あなたに女性の選択権はない。なぜなら、この一線を越えてしまうと、あなたは完全なオッサンと認定されるからだ。もはや、20代の女性はおろか、あなたの劣化度合いによっては、30代の女性からも相手にされなくなることを覚悟しなくてはならない。どうしても子供が欲しいあなたは何としても若作婚迄に結婚したい。

第4の防衛ライン「~44歳(限界婚)」

 「会社から戦力外通告を受けて稼得能力ゼロとなる前までに結婚したい」あなたは、何としても44歳迄に婚活し、結婚しなければならない(以下、「限界婚」という)。限界婚は、会社でのリストラの悲劇を含むあらゆる意欲が急速に後退してしまう前までにする結婚だ。

 男性は「中年」と呼ばれる45歳以降になると、畳み掛けるように4つの限界が訪れる。一つ目は「精気」の限界。「45歳定年制」というキーワードが世間を賑わせていることからも判る通り、45歳はビジネスマンとしての一つの区切りとなる年齢だ。能力のあるごく少数の男性が経営幹部への道を突き進む一方で、その他多くの一般サラリーマンはこのタイミングで振るい落とされる。企業のリストラが45歳以上の従業員を対象にするのもそのためだ。従って、45歳以降になると「燃え尽き症候群」が続出することになる。リストラされないまでも、出世の道が断たれ、やる気がでない。これまで仕事一筋で来たから、他にやることもない。窓際族に追いやられて、一気に精気を失う。男性としての魅力は大きく劣化する。

 二つ目は「外見」の限界。男性の外見の劣化は、平均婚(31歳)を過ぎた頃に第一波が訪れ、若作婚(37歳)を過ぎた辺りで第二波が訪れる。ここまでで既に完全なオッサンに仕上がっているのだが、残酷なことに、45歳を過ぎた辺りで第三波が訪れる。第三波は、いわば「初老」とも言える外見の劣化であり、この第三波は、あなたの婚活に引導を渡す、決定打といえるものだ。皮膚は弛み、髪ははげ上がり、体系は締まらない。もはや凡そ「新郎」、「花婿」などという名には相応しくない容姿だ。相当の自己規律を持って運動に励んでいるか、DNAの勝利でもない限り、婚活女性から積極的に選んでもらえる道理など一切無い。

 三つ目は「健康」の限界。45歳以降となると、外見の限界に呼応する形で、定期健診でも何かしらに引っかかっている。肝機能低下、心機能低下、胸部レントゲン異常、高血圧、高尿酸値、高血糖、高コレステロール、ポリープ、貧血、など。経過観察の一つや二つは当たり前で、既に病名が確定し、投薬治療に入っている場合もある。つい70年ほど前の1950年の男性の平均寿命が58歳(厚生労働省「簡易生命表」)であることに鑑みると、やはり、そもそもの男性の体の耐用年数は50年程度のものなのだろう。

 四つ目は「子供」の限界。45歳以降となると、子供を授かるということに関する現実性が一気に低下する。なぜなら、仮に45歳で結婚、即妊活し、46歳で第一子を授かったとしても、その子供が大学を卒業する頃には、自分の年齢は68歳に到達している。中年期を過ぎ、完全に「おじいちゃん」の年齢だ。もはや定職に就いて収入を得ているかどうかも怪しい年齢であり、経済的にかなりの不安が残る。加えて、自身の精子の劣化も否定できない。もちろん、妊活力ある30代女性との釣り合いという点においても完全な劣勢であり、自身によほどの魅力でもない限り容易には選んでもらえない。

 限界婚は、これら4つの限界が訪れる前までに何が何でも結婚するというものであり、結婚したい男性の事実上のラストチャンスと捉えるべきものだ。優良独身女性はもはや一人も残っていない。もちろん、あなたの希望も叶わない。とにかく捨て身の覚悟で婚活に臨み、何とか、奇跡的に、結婚を掴み取るというものだ。どうしても結婚したければ、このタイミングできっぱり子供を授かることを諦めて、40代独身女性との結婚を目指すことも、現実的かつ有力な選択肢となる。結婚相談所を活用することは必須だ。

第5の防衛ライン「~54歳(金脈婚)」

 「生涯独身、独居老人はとにかく避けたい」あなたは、何としても54歳迄に婚活し、結婚しなければならない(以下、「金脈婚」という)。金脈婚は、文字通り、あなたが女性の「金脈(資金を出してくれる人)」となることで掴む結婚だ。

 金脈婚は、あなたが女性の金脈としての価値がある限りにおいてできる、特殊な結婚だ。男性は女性に「若さ」を求める。そして、女性は男性に「経済力」を求める。何とも判りやすい、至極当然の構図だ。十分に理解していると思うが、45歳以上の初老男性ともなれば、あなたのセールスポイントは経済力以外に無い。少々優しかろうが、少々容姿が良かろうが、そんなものは一ミリの役にも立たない。結婚して、妻子を路頭に迷わせることなく幸せにできるだけの経済力があるかどうか。この一点が唯一にして絶対の争点だ。良し悪しの問題ではない。生きていくためには当たり前のことだ。

 そして、金脈婚は、あなたの「死亡リスク」を考慮して、54歳迄の結婚を現実的なラインと考えたい。男性の死亡率(人口10万人に対する年間の死亡人数)は加齢と共に悪化するが、55歳以降ともなると決して無視できない数値となってくるためだ(厚生労働省「人口動態調査(2019年)」によると、40~44歳の死亡率112人、45~49歳同179人、50~54歳同297人、55~59歳同479人、60~64歳同793人と悪化する)。あなたにどんなに経済力があろうと、あなたの健康リスクが高まれば、女性はあなたを結婚相手としては選ばない。

 対象となる男性は、資産家、創業家株主、経営陣、年収3,000万円超のビジネスマン等。金融資産1億円超保有の男性もその他のステータス次第ではギリギリ対象になるかもしれない。これらに該当するあなたは、たとえ54歳までフラフラして遊び呆けていたとしても、相手を拝金主義の女性に限れば、結婚できる可能性がある。あなたの金融資産が数億円超に達するのであれば、20代の女性とも結婚できるかもしれない。あなたの金融資産が数十億円~数百億円に達するのであれば、更に選択肢は広がるだろう。ただし、相手の女性が世間から「金が目当て」と揶揄される可能性がある点は覚悟しなければいけない。外目には「釣り合わない二人」が一緒に居るわけだから無理もない。そして、あなた自身も、あなたの魅力は「経済力」であるということを十分にわきまえ、金の切れ目が縁の切れ目になり得るというリスクを十分に念頭に置いた上で、結婚することになる。

 なお、組織にしがみ付いているだけの単なる一般男性労働者には、当然であるが、金脈婚に立候補する資格はない。これに該当するあなたは、くどいようだが、何があっても限界婚までに婚活にケリを付けるべきだ。

55歳以降の展開

 55歳という年齢は、あなたに金が有ろうが無かろうが、既に、リタイアが視野に入る年齢であり、老後生活に片足を突っ込みつつあるタイミングだ。余ほどのことが無い限り、世間の独身女性はあなたを結婚相手とは看做さないので、基本的に婚活は自然体とならざるを得ない。なお、55~59歳の独身男性が5年後も独身であり続ける可能性は9割だ(「平成27年国勢調査」、「平成22年国勢調査」を元に縁仲推計)。即ち、55歳を越えたあなたは、残念ながら、ほぼ、生涯独身が確定する。ただし、見方を変えれば、10%の可能性が残されている。あとはあなた自身が変われるかどうかだ。筆者は、あなたが変われば道は開けると信じている。

 ちなみに、男性の平均寿命は81.64歳(厚生労働省「簡易生命表(令和二年)」)、男性の健康寿命(健康上の問題で日常生活が制限されることなく生活できる期間)は72歳程度だ(厚生労働省「厚生労働白書(令和二年)」で延命期間は約9年間(=平均寿命80.98歳(2016年)-健康寿命72.14歳(2016年))と試算)。男性は女性に比べて孤独に弱いと言われる。55歳以降も17年~27年間程度の老後人生があることを考えても、筆者は、仮にあなたが劣勢に立たされていたとしても諦めず婚活を続けることを強くお勧めする。

あなたの防衛ラインは決まったか

 盤石婚(~25歳)、平均婚(~31歳)、若作婚(~37歳)、限界婚(~44歳)、金脈婚(~54歳)という「5段階の手遅れ」を確認してきた。あなたは、自分がどの防衛ラインを最後の砦として婚活を進めるべきか、十分な検討ができただろうか。

 あなたは、死守すべき防衛ラインが決まったら、最後は、自身の戦闘力(ステータス、容姿、気力体力等)を客観視した上で、婚活の開始時期を決めなければいけない。当然に理解していると思うが、結婚は思い立った瞬間にできるものではない。どんな男性も、結婚するまでには、交際相手と出会い、交際し、交際相手と結婚について合意するというプロセスを踏まなくてはならない。あなたがイケメンで中身も性格もステータスもパーフェクトな男性であれば、半年くらいで結婚を勝ち取ることができよう。逆に、あなたが極めて普通の男性であるのなら、最低でも1年~3年程度の婚活期間は想定しておくべきだろう。つまり、あなたは、絶対に死守すべき防衛ラインから想定婚活期間を差し引いた時点を「婚活開始時期」として設定することになる。

 みなさんの中には、既に幾つかの防衛ラインを越えてしまった独身男性もいるだろう。過去を振り返って嘆いていても何も始まらない。今日からが本当のスタートだ。気を取り直し、絶対に譲らない防衛ラインを設定して、婚活を始めよう。もちろん、55歳以上の独身男性のみなさんも絶対に諦めないで欲しい。人生夢の如し。悔いのない婚活を。筆者は、全ての独身男性の婚活を心から応援する。

以上

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