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「恋愛と結婚は別物?」堅実な婚活男性・女性の冷静な決断とは

結婚に「愛」は必要か

 婚活中の独身男女のみなさんの中で、「愛してもいない人とは結婚はできない」と考えている人はどのくらいいるだろうか。「当然だ」、「愛していない人と結婚などできるはずがない」、「愛が無ければ、たとえ結婚したとしても、きっと長続きしない」。多くの独身男女のみなさんから、そんな声が聞こえてきそうだ。現代は、いわゆる恋愛結婚が主流の時代。あなたが「愛(慈しむ、慕う、恋する、かけがえのないものとして大切にする)」を主軸に結婚を捉えるのも頷ける。

 しかし、筆者の意見は少し違う。筆者は、結婚に愛は必ずしも必要ではないと考える。確かに、恋愛は結婚を促進させる要素の一つではある。但し、恋愛と結婚は別物。愛の無い結婚は有り得ても、愛のみの結婚ほど危険な賭けはないと考える。何故なら、結婚は、男女間で締結される「長期契約」であり、結婚が長期契約である以上、結婚に至る動機は、「明確」かつ「不変」なものであることが望ましいと考えるからだ。

結婚という「長期契約」に必要なもの

 結婚は、基本的には、長期契約(長期の関係)を前提とした取り組みだ。「1年間だけお試しで結婚します」とか「3年間の期間限定で結婚します」という類の話は存在しない。通常、多くの男女は、一度結婚したら、40年、50年、60年、あるいはそれ以上の期間を夫婦として過ごす。離婚を前提に結婚する人などいないのだから、基本的に、死ぬまで一緒に過ごす前提で結婚する。

 そのため、筆者は、結婚に至る動機、即ち、結婚の大義名分は、明確なものであることが望ましいと考える。これが曖昧で雰囲気的なものだと、結婚という長期の関係を継続させることは困難だ。人は、何らの理由も存在しない漠然とした状況で、長期の関係を継続できるほど、強い意志を持ち合わせてはいない。

 そして、結婚の大義名分は、長期間不変なもの、もしくは、長期間不変である可能性の高いものであることが望ましいと考える。これが徐々に消滅し、突然無効になるようなものだと、やはり、結婚という長期の関係を継続させることは困難だ。人は、動機(大義名分)を失えば、行動の原因が失われたわけだから、当然にその行動を止める。

愛し合っている二人の結婚の盲点

 上記を踏まえて、改めて、「愛している」という結婚の大義名分を眺めてみる。先ず、「愛している」は、極めて曖昧で雰囲気的なものであり、少々辛辣な表現になるが、見方によっては一時の感情に過ぎないとも取れる。少なくとも、この「愛している」について因数分解し、「愛している」の根底にあるより具体的なファクターを検証する必要がありそうだ。そして、仮に、その具体的なファクター(たとえば「優しい」)を検出できたとしても、それが長期間不変なものであるかどうかについては、更なる検証が必要と言わざるを得ないだろう。

 従って、仮に、あなたが「愛している」を結婚の大義名分として、誰かと結婚したとしても、あなたは、大義名分を見失い、大義名分が無効になるなどして、結婚を継続するインセンティブを失い、離婚してしまう恐れがある。そして、無論、これはあなたサイドのみの話であり、この結婚が、お互いが「愛し合って」成立したものだとしたら、相手サイドにも同様の事象が起こり得るわけで、相手サイドから離婚を突きつけられる危険性も加わる。これが、筆者が、愛のみの結婚ほど危険な賭けはないと考える所以だ。

結婚が賭けになる瞬間

 たとえば、筆者(男性)が、とある女性から、「あなたは男性ですね。だから、私はあなたと結婚したい。私と結婚してください。」とプロポーズされたとしよう。これを聞いて、筆者はどう思うか。確かに、残念だ。「愛しているから結婚してください」のほうが間違いなくグッとくる。しかし、一時の感情やプライドはさておき、筆者は、その女性との結婚生活はきっと上手くいくだろうと確信する。何故なら、筆者は、男性であり、向こう50年間、あるいは、それ以上の期間においても間違いなく男性であり続け(性転換する予定なし)、その女性が掲げた結婚の大義名分(即ち、「男性」)を裏切ることはまず無いと思えるからだ。そして、その女性にとっても、自身が掲げた結婚の大義名分が長期に渡って保証されることから、筆者と離婚するインセンティブは生まれないだろう。なんとも堅実であり、なんともめでたい結婚の形ではないだろうか。これこそ、永遠の「愛(広義の愛)」を誓ったに等しい。

 たとえば、筆者(男性)が、とある女性から、「あなたは優しいですね。だから、私はあなたと結婚したい。私と結婚してください。」とプロポーズされたとしよう。筆者は、このプロポーズに対しては、少々、警戒する。先ず、筆者は、自身の優しさが、普遍的なものなのか、一時的なものなのかを、自問自答しなくてはならない。筆者の優しさが、全人類、森羅万象を包み込むような普遍的な優しさであるのなら、その女性に対しても、自信をもって長期に渡って保証することができよう。しかし、筆者の優しさが、その女性との恋愛関係の中において、たまたま優しく振舞っていたに過ぎないものだとしたらどうだろうか。筆者は、その女性に対して、とても長期の保証はできない。つまり、筆者は、その女性が掲げた結婚の大義名分を裏切ってしまう可能性があるのだ。裏を返せば、その女性にとっては、自身が掲げた結婚の大義名分が保証されない可能性があるということになる。その女性は、やがて筆者に離婚を突きつけるインセンティブを持つかもしれない。結婚が賭けになる瞬間だ。

警戒すべき結婚の大義名分

 あなたが婚活中の独身男性であるなら、あなたは、男性の「年収」にこだわる女性に対しては、大いに警戒しなくてはいけない。男性の年収を結婚の大義名分に掲げる女性などとは、危なっかしくて、おちおち結婚生活などしていられない。男性の年収など、いつ何時、減少し、消滅するかわからない。長い人生を生きていれば、間違いなくスランプや挫折がやって来る。仮に、年収を結婚の大義名分に掲げる女性と結婚した場合、あなたの年収が減少し、無くなれば、女性はあなたと結婚生活を続ける大義名分を失うことになり、最悪の場合、二人の結婚生活は破綻する。あなたが、未来永劫、徹底的に稼ぎまくれるという自信があるのなら良いが、そうでないのであれば、あなたの年収を大義名分に掲げる女性との結婚は、完全な賭けとなる。

 あなたが婚活中の独身女性であるなら、あなたは、女性の「容姿」にこだわる男性に対しては、大いに警戒しなくてはいけない。女性の容姿を結婚の大義名分に掲げる男性などとは、危なっかしくて、おちおち結婚生活などしていられない。女性の容姿など、いつ何時、悪化し、崩壊するかわからない。長い人生を生きていれば、間違いなくその優位性は失われていく。仮に、容姿を結婚の大義名分に掲げる男性と結婚した場合、あなたの容姿が悪化し、崩壊すれば、男性はあなたと結婚生活を続ける大義名分を失うことになり、最悪の場合、二人の結婚生活は破綻する。あなたが、未来永劫、美貌を保ち続ける自信があるのなら良いが、そうでないのであれば、あなたの容姿を大義名分に掲げる男性との結婚は、完全な賭けとなる。

最良の結婚の大義名分

 結婚の大義名分は、必ず結婚相手に求めなければいけないというものではなく、自身の内側に求めても良い。実は、結婚する上で、最良の大義名分は、「結婚相手に依拠しない自身の内側にある大義名分」だ。

 そもそも、結婚の大義名分を結婚相手のステータスや外見や内面に依拠するから、保証される、保証されない、の問題になる。結婚の大義名分を結婚相手に一切依拠せず、自身において完結すれば、結婚の大義名分が結婚相手から裏切られる心配も無い。たとえば、「私はアラフォーでいい歳だし、選択肢も限られるから、このタイミングで縁のあった人と結婚する」、「私は結婚して両親を安心させたいから、このタイミングで縁のあった人と結婚する」、「私は寂しがり屋で、一人で生きていくのはイヤだから、このタイミングで縁のあった人と結婚する」。これらの結婚の大義名分は、結婚相手への依存度はゼロだ。従って、結婚の大義名分が結婚相手から裏切られる心配は無く、その結果、二人の結婚生活が危機に陥る危険性も限りなく低い。

 しかし、こんな夢も希望もないような結婚の大義名分を掲げると、「これでは、結婚相手が誰でも良いことになってしまう」という反論が返ってくるかもしれない。そう、その通り。結婚相手は誰でも良いのだ。逆に、あなたは、結婚相手は必ず特定の誰かでなくてはダメだと本気で考えているのだろうか。世の中には、星の数ほどの選択肢がある。到底捌き切れない。そして、1,000万人の異性を一人一人詳細に吟味して、究極の1人を選ぶ作業をしている人など、この世に存在しない。つまり、そもそも、結婚とは、ほとんど運に任せて1人の異性を選ぶが如き作業なのだ。そして、これを「縁」という。星の数ほどある選択肢の中で、偶然にもめぐり合うことができた。そのこと自体が、既に、唯一無二の、立派な結婚の大義名分になっているのだ。

「縁」が幸せを呼ぶ

 婚活中の独身男女のみなさんの中に、「なかなか愛する人にめぐり合えない」、「簡単には人を愛せない」、と嘆いている人もいるだろう。しかし、そんなみなさんは、むしろ、とてもラッキーな人かもしれない。愛という賭けの要素満載の大義名分に惑わされることなく、地に足のついた大義名分で結婚相手を選ぶことができるからだ。

 愛し愛されることは尊い。その愛が永遠に続く確かなものであるのなら、勿論、結婚の大義名分になる。但し、愛を過信してはいけないし、必要以上に愛に依存してもいけない。過去には、親が結婚相手を決め、見合結婚が主流の時代もあったが、多くの男女が与えられた環境下で十分に幸せな結婚生活を全うした。

 恋愛と結婚は別物。結婚の大義名分は、愛に依拠し過ぎず、可能であれば自身の内側に持つ。あとは、あなたと結婚相手との間に縁があれば、それだけで十分に幸せな結婚生活が約束されるのではないだろうか。筆者は、あなたの婚活の成功を心から応援している。

以上

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