絶対に結婚する!不退転の「覚悟」のみが婚活を成功に導く
覚悟はあるか
婚活中の独身男女には二種類の人種がいる。「覚悟がある」人と「覚悟がない」人だ。最初に、「覚悟」の定義を明確にしておく。これは、次の質問にお答え頂くことで判定する。質問は、「理想の人と結婚できなければ一生独身でも構わないか」というもの。この質問にYesの人は「覚悟がない」人、Noの人は「覚悟がある」人だ。
その上で、「覚悟がない」人に謹んでアドバイスを差し上げたい。たとえ、あなたが現在婚活中であったとしても、結婚相談所に登録することだけは辞めておいた方がいい。きっと成果は出ない。時間とお金を無駄にする可能性が極めて高い。マッチングアプリに留めておくか、一層のこと、一旦、結婚のことなど綺麗さっぱり忘れて、ご自身の気の向くことにエネルギーを注ぐことをお勧めする。
逃げ道は要らない
そもそも、「理想の人と結婚できなければ一生独身でも構わない」と考える人を、どうして「覚悟がない」人と評するのか。理由はシンプルだ。それは、その人が、もしかしたら結婚しないかもしれないという「逃げ道」を用意しているからだ。背水の陣でない以上、覚悟があるとは認められない。
たとえば、あなたがハーバード大学(理想の大学)への入学を希望していたとする。そのあなたが、仮にハーバード大学に合格できなかった場合、果たして、高卒で構わないと考えるだろうか。決してそのようなことはないはずだ。おそらく東大に入学するか、最低でもどこかの一流大学に滑り込むことだろう。
たとえば、あなたがグーグル(理想の会社)への入社を希望していたとする。そのあなたが、仮にグーグルに合格できなかった場合、果たして、無職で構わないと考えるだろうか。決してそのようなことはないはずだ。おそらく、マイクロソフトに入社するか、最低でもどこかの一流企業に滑り込むことだろう。
大学であろうと会社であろうと、大学生になる、会社員になる、という覚悟さえあれば、必ず、どこかの組織に滑り込む。そこが一流であろうと、二流であろうと、三流であろうと、そのようなことは関係ない。必ず、どこかの組織に滑り込む。覚悟などという仰々しい単語を使わずとも、当然そのようにするに決まっている。高卒でいい、無職でいいなどとはゆめゆめ思わないわけで、逃げ道などというものは存在しない。そもそも、ハーバード大学であれグーグルであれ、そのような門を叩く人は、一定の実力を備えた上で、極めて「現実的な選択肢」としてハーバード大学やグーグルを語り、挑戦している。決して、伸るか反るかの大勝負をしているわけではないし、従って、逃げ道に逃げ込むような極端なシナリオも必要ない。実力があればこそ柔軟性もあり、万一第一候補が失敗したとしても、どこか別の組織に落ち着けば良いだけの話だ。
しかし、こと結婚となると、何故か逃げ道を用意し、伸るか反るかの大勝負に持ち込む極端な人が出現する。「理想の人と結婚できなければ一生独身でも構わない」と言っている人は、ハーバード大学に入学できなければ高卒で構わない、グーグルに入社できなれば無職で構わない、と言い放っているのと同じなのだが、当人にその自覚はない。結婚は、大学や就職のそれにも劣るほどチープなものとでも言いたいのだろうか。客観的に見れば、結婚に真摯に向き合っているようには見えないし、一定の実力を備えた婚活者とも認められないし、到底、結婚する覚悟があるとは思えない。所詮は、逃げ道に逃げ込むことを前提とした蛮勇だ。結婚しないという選択肢を握りしめながら、もしそれでも本気で「結婚したい」と叫んでいるのだとすれば、未だ結婚を自分の課題として捉えきれていないただの夢想家、ファンタジーの世界に迷い込んだ駄々っ子と何ら変わらない。
結婚を「目的」として捉える
本当に結婚したければ、覚悟を決める、即ち、逃げ道を封じて背水の陣を敷く他ない。では、一体どうすればそのような状況を作り出すことができるのか。この点については、既に、ほとんど全てのみなさんが、進学経験や就職経験を通じて知っている。結婚を「目的」として捉えれば良いのだ。
大学を卒業した人は思い出して欲しい。あなたは、どのような経緯で大学に入学したのだろうか。たまたま、偶然にも勉強ができて、何となく、気が付いたら大学生になっていたのだろうか。そのようなはずはない。目標とする大学があって、その大学に入学したいから一生懸命勉強して、その結果として、たとえ第一志望でなかったとしても、どこかしらの大学に入学したはずだ。先ず、大学に進学するという「目的」があって、その目的に向かって日々勉強するというプロセスを踏んだ。決して、自然発生的に、ある日突然気が付いたら大学生になっていたわけではない。なかには特殊な人もいるかもしれないが、多くの人は、目的が先でプロセスが後に続いたはずだ。
就職経験のある人は思い出して欲しい。あなたは、たまたま、偶然に就職活動をして、何となく、気が付いたら会社員になっていたのだろうか。そのようなはずはない。会社員になるという「目的」があったから、リクルートスーツを購入し、身にまとい、計画的な就職活動をこなし、そして、たとえ第一志望でなかったとしても、どこかしらの会社に入社したはずだ。
結婚も、大学や就職と同じように、「目的」として捉えれば良いだけの話だ。自然発生的に、気が付いたら幸運にも結婚していた、などという夢物語とは決別する。好きな人がいるから結婚する、理想の人が現れたから結婚するなどという軟弱な発想でもない。先に結婚するという目的があって、その目的のために一期一会のご縁で出会ったどこかの人を好きになる努力をし、好きになる。たとえその人が自分の理想と異なっていたとしても、自分が抱く理想像を修正し、時には自分自身の価値観をかなぐり捨て、自分自身が変わってでも、とにかく結婚という目的の達成を貫徹する。そのような心掛けさえあれば、どこかしらの大学に入学し、どこかしらの会社に就職できたように、必ず結婚もできる。
覚悟がある人が報われる
「ダメだったら最悪離婚すればいいから、とにかく一度結婚してみる」。覚悟を決めた婚活者からは、時々このような発言を聞く。もちろん、離婚を見据えた結婚などお勧めしない。しかし、逃げ道を封じ、結婚という目的に向かって一直線に進もうとするその気迫は尊い。そして、そのような姿に、こちらも何としても貢献し、応援したいという熱い気持ちになる。
結婚に対する覚悟を持つということ。それは、結婚しないなどという選択肢は一切捨てることであり、理想の人と結婚できなければ一生独身で構わないなどと自らを説き伏せて逃げ道を用意しないことだ。そして、「婚活」という言葉を使い、何かしらの活動に取り組んでいる以上、プロセスがあってその結果としてきっと目的が達成されるだろうなどという生半可な思考ではなく、結婚が唯一の目的であり、その目的を叶えるべく必要なプロセスを踏み、自分自身が変わってでも必ず結果を出すと決めることだ。
婚活と言えどそこは競争の世界。覚悟を決めて突き進んでいる人に、駄々っ子は決して勝てない。どうしてもハーバード大学、どうしてもグーグルという人は、あとは運を天に任せる他ない。しかし、とにかく結果を出すと決めた人、強い結婚願望があり、本気で、正しく焦っている人は、前を向いて力強く進んで欲しい。そのような結婚希望者が報われる社会でなければいけないし、筆者は、気迫あふれる結婚希望者を全力で応援したい。
以上
プロフェッショナル専門オンライン結婚相談所・縁仲