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結婚のタイミング・売り時を誤るな「婚活は株式投資と同じ」

結婚する覚悟が持てない人の共通点

 一部の独身男女のみなさんから、よくこんな言葉を耳にする。「結婚する覚悟が持てないんです」、と。アラサー・アラフォーの自称若い人、仕事で成功しつつあるビジネスマン、キャリアップ途上にある修行僧、異性にモテモテの遊び人、根拠のない自信家、将来のことを何も考えていない夢想家などに多い発言だ。多少なりとも結婚は意識しているものの、なかなか最後の踏ん切りがつかない。不幸なことに、背中を押してくれる人もいない。

 彼ら(彼女ら)の共通点は二つある。一つは、凡そ人生の「チャートが右肩上がり」であるということ。すなわち、大いなる勘違いも含め、人生が概ね上り調子にあるのだ。そして、もう一つは、そのチャートが「高値警戒感が醸成されつつある」局面に差し掛かっているということ。すなわち、そろそろ上り調子の終わりが意識されはじめ、自分の限界が見えてきた局面でもあるということだ。

 ここでは、「チャートが右肩上がり」、「高値警戒感」、という株式用語を敢えて使った。結婚する覚悟が持てない独身男女の置かれた状況を説明するのにうってつけの用語だからだ。株式投資の経験があるみなさんなら、もうご理解を頂いているだろう。そう、婚活は、株式投資と非常によく似た取り組みなのだ。

株は高値では売れない

 株式投資の経験が一度でもあるみなさんなら、誰でも感じていることがある。それは、株はとにかく「売り時」、即ち、売却のタイミングが非常に難しいということだ。1,000円で株を買った。その後、徐々に株価が上がっていく。1,100円になった。100円の含み益。もう少し様子を見た。更に上がって1,200円になった。200円の含み益。株価チャートは見事な右肩上がり。まだまだ上がる気がする。それなりに自信もある。でも、万一、下がってしまったらどうしよう。そのような展開だけはご免だ。そろそろ売った方がいいのか?それとも、まだまだカンカンの強気で持ち続けるべきか?

 株は売却して初めて利益が確定する。たとえ一時200円の含み益があったとしても、売却するまでは利益とは言えない。思い切って1,200円で売却した。200円の利益が確定した。しかし、その後も株価は更に上昇。1,300円になり、1,400円になり、最終的には高値1,500円まで駆け上がる。「しまった、早いタイミングで売りすぎた、儲け損ねた」。悔しくてたまらない。このようなことが想定されるから、実際の株式投資では、なかなか1,200円では売却の意思決定ができないケースが多い。根拠のない自信、優柔不断な態度、膨らんだ欲望、現状維持バイアス、失敗の回避、意思決定が面倒であること、などが悪さをして、なかなか踏ん切りがつかない。

 では、1,200円で売却できなかったらどうなるか。結局、高値の1,500円の時でも売却できない。その時はその時で、もっと上がるだろうと夢を見てしまう。その結果、残酷にもチャートはダウントレンドに突入。タイミングを逸したのだ。永遠に上がり続ける株などない。そして、株価は、一旦下がりだすとその後の展開が早い。あれよあれよという間に、1,300円、1,200円、1,100円と値を切り下げ、なんと、買値の1,000円をも下回ってしまう。株価の下落は、意思決定の隙も与えないほどのスピードで進む。結局、自信喪失、自暴自棄の中で、950円でやむなく損切り。50円の損失を確定させて取引を終了することとなる。振り返れば、やはり1,200円で売却することが大正解だったわけだ。悔やんでも悔やみきれないが、後の祭り。後講釈に何の意味も無い。

婚活絶頂期は一瞬で終わる

 婚活も、株式投資と全く同じ心理状態に陥りがちだ。もっといい人がいる、もっといい人に出会えるはずと、際限がない。根拠のない自信、優柔不断な態度、膨らんだ欲望、現状維持バイアス、失敗の回避、意思決定が面倒であること、は健在だ。なかなか踏ん切りがつかない。そして、不幸なことに、このような状況に誰もアラームを鳴らしてくれない。もはやブレーキの壊れたレーシングカーに乗って疾走しているような唯我独尊の無敵状態に突入する。

 そうこうしているとどうなるか。正味1年間もないであろう婚活絶頂期は一瞬で終わる。完全にタイミングを逃した格好だ。その後は、一気にダウントレンドに突入する。転げ出したらあとは早い。婚活において、一度下がったチャートの復活はない。みるみる老ける。コンパ要員がいない。不幸にも、ダウントレンドで決断せざるを得ないことは確定した。あとはどこで腹を括るか。気持ちは焦る。何とかしようとする。しかし、何とかしようとすればするほど、相手に足もとをみられる展開。多くの素敵な相手は、とっくに売れてしまって婚活マーケットから姿を消している。焦る。それでもどこかで決断しないといけない。妥協の二文字が頭をよぎる。時には、買値すら下回っての損切り、即ち、自身の大バーゲンセールも覚悟する。あの時にあの人と結婚しておけばよかった。いくら後悔しても、決してあの日には戻れない。どうしよう。とにかく売却しなければ。それでも、損切りしてでもなんとか売却(結婚)できればまだマシなほうだ。いや、マシなどというより、十分称賛に値する。選択肢がそれしかないということに気づいたからだ。最悪のケースは、もちろん、過去の高値1,500円が忘れられなくて、売却(結婚)すらできないこと。株式投資ではこれを「塩漬け」という。自分が負けたことを絶対に認めない。婚期を逃し、一生、おひとり様が確定する瞬間だ。

売却ルールを設定し強い意志で進む

 結局、婚活は株式投資と同じで、タイミングを計って高値で売却(結婚)するなどという芸当は、土台無理な相談なのだ。誰一人としてそのようなことはできない。従って、婚活中の独身男女のみなさんは、株式投資と同じように、強い意志と決断力を持たなければいけない。「結婚する覚悟が持てない」。このこと自体は、人生が上り調子であることを意味するわけで、非常に喜ばしいことではある。しかし、このような時だからこそ、高値警戒感と強い意志を持って、どこかで売却(結婚)の決断をしなければいけない。売却(結婚)すると決めたら、全ての感情を押し殺して、得をしようが損をしようが、どんなことがあっても売却(結婚)の決断をしなければいけない。

 それでもどうしても踏ん切りがつかない。では、どうすれば良いか。株式投資の世界では、予め売却ルールを決めておくことが推奨されるケースがある。買値から20%上がったら売却する、一旦、ダウントレンドに突入したら躊躇なく売却するなど。婚活も事前に売却ルールを決めておいてはいかがだろうか。必ず35歳で結婚する。必ず1年以内に結婚する。必ずお顔合わせした5人の中から相手を選んで結婚する。必ず次にお付き合いした人と結婚する。相手がOKしてくれるなら必ず誰とでも結婚する、など。

 株式投資も婚活も、その価値を失った時に初めて自分の慢心を知る。確かに、自分の市場価値が毀損してからの意思決定は断腸の思いとなる。しかし、それでも意思決定して前進しなければならない。意思決定しなければ、今度こそ正真正銘の敗者となる。たとえ今が右肩上がりのチャートであったとしても、いつまでも上がり続けることはないと肝に銘じる。そして、人生の高値警戒感が醸成され、「ヤバイ」と感じ、「恐怖」を感じたら、一切躊躇してはダメだ。事前に設定した売却ルールに従い、強い意志をもって、必ず、絶対に、売却し切ること。無我夢中で売却し切ること。株式投資の失敗は許されても、婚活の失敗は絶対に許されない。

「結婚する覚悟が持てない」。それは、あなたが注意すべき最初で最後のアラームかもしれない。

以上

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