婚活男性は専業主婦になりたいと希望する女性こそ妻にせよ
専業主婦に関する意見交換が噛み合わない
婚活中の独身男女のお顔合わせの場において、「専業主婦」に関する意見交換は必須のテーマだ。専業主婦の適否は、結婚後の「家族の形」に直結する重要な戦略的意思決定だからだ。そこで、婚活中の独身男性のみなさんに単刀直入に聞きたい。あなたは、結婚する女性には専業主婦になってもらうことを希望するだろうか。それとも、働いてもらうことを希望するだろうか。もし、筆者が婚活中の独身男性のみなさんからアドバイスを求められるとしたら、こう伝える。「あなたは、専業主婦になりたいと希望する女性こそを妻にするのが良いだろう。そして、もし、あなたが女性から専業主婦の適否について意見を求められたら、あなたは女性に対して堂々と、「自分の妻には専業主婦になってもらいたい」と明言するのが良いだろう」。
筆者は、独身男女のお顔合わせに立ち会う機会が多い。そして、専業主婦に関する意見交換の下りにおいて、一つの傾向があることに気づかされる。実は、婚活女性は、ほとんど全員が、「結婚した後も、できれば今の仕事を続けたいです。」と答えるのだ。専業主婦になりたいと希望する婚活女性はほぼ見当たらない。そして、対する婚活男性は、やはりほとんど全員が、「女性の方には働いて頂いても、専業主婦になって頂いても、どちらでも構いません。女性の方のご希望を尊重します。」と答えるのだ。自身の明確な希望(仕事継続or専業主婦)を伝える婚活男性は皆無だ。10組のお顔合わせに立ち会うと、9組までもが、まるで判を押したように、気持ち悪いくらい、この回答の組み合わせとなる。筆者の率直な感想を言おう。「いい加減、キツネとタヌキの化かし合いは止めてくれ」だ。
仕事継続を希望する婚活女性の心理は明白だ。本当は専業主婦になりたいのだ。「今の仕事に疲れたから専業主婦になりたい」、「自分は仕事より家事や育児のほうが好きだから専業主婦になりたい」、「夫を支えるほうが自分らしいから専業主婦になりたい」、そう思っている。しかし、そんなことは口が裂けても言えない。専業主婦になりたいなどと主張すると、婚活男性から「こんな厳しいご時世なのだから働くのが普通ではないですか」と突っ込まれる。そして、婚活レースで自分の人気が落ちて不利になる。そう考えて、婚活女性は、自分の本心を偽っているのだ。もちろん、中には、本心から仕事継続を希望する婚活女性もいるだろう。「今の仕事が楽しいから働きたい」、「社会との接点を持ち続けたいから働きたい」、「自由になる時間やお金が欲しいから働きたい」という理由からだ。勿論、理解できる。しかし、殆ど全ての婚活女性がこの立場に立っているとは到底思えない。加えて、たとえ仕事継続を希望する婚活女性であったとしても、専業主婦だけはどんなことがあっても絶対に嫌だと考えている婚活女性は、限られるのではないだろうか。専業主婦をやりながらも、社会との接点が持ち続けられて、たまに気分転換で働くことができて、それでいてしっかり自由になるお金さえあれば、専業主婦を拒む理由などどこにも無い。
態度保留を決め込む婚活男性の心理も明白だ。本当は女性に働いてもらいたいのだ。「自分の稼ぎだけでは心もとないから働いてもらいたい」、「将来リストラされるかもしれないから働いてもらいたい」、「子供の教育費や住宅ローンの支払いが不安だから働いてもらいたい」、そう思っている。しかし、そんなことは口が裂けても言えない。働いて欲しいなどと主張すると、婚活女性から「仕事もできないし、給料も安いし、貯蓄もないからそんなことを言うのではないですか」と突っ込まれる。そして、婚活レースで自分の人気が落ちて不利になる。そう考えて、婚活男性は、自分の本心を偽っているのだ。もちろん、中には、女性には専業主婦になってもらいたいと考えている婚活男性もいるだろう。ただし、こちらはこちらで、「家にいて欲しい」などと主張すると身勝手な人だと思われる恐れがあるので、やはり本心は口にできない。結果として、何とも曖昧な、態度保留を決め込むのだ。
結局、本心では、婚活女性は「専業主婦」を希望し、婚活男性は「仕事継続」を希望している。しかし、表面上は、婚活女性は「仕事継続」を希望し、婚活男性は「態度保留」する。その結果、婚活男女の専業主婦に関する意見交換はイマイチ噛み合わない。そして、極めて客観的な視点に立ってこの意見交換を俯瞰するなら、空気を読んで積極的に相手に譲歩しているのは明らかに婚活女性側だということになる。婚活中の独身男性のみなさんは、この現実をどう受け止めるだろうか。男として格好悪くないだろうか。あなたの妻となるかもしれない人に、あなたは、早速、無言の圧力をもって譲歩を強いている。あなたは、何故、「仕事なんてどうでも良い。専業主婦になって家族を支えて欲しい。」とズバッと言えないのだろうか。筆者は、ジェンダーフリーの時代であり男性だから女性だからと役割分担を設ける時代は終わりを告げたのだ、というレトリックには騙されない。男性が自分に適した役割を気持ちよく果たし、女性が自分に適した役割を気持ちよく果たすことこそが、真のジェンダーフリーだと考える。いずれにしても、あなたが自信を持って専業主婦を肯定できるよう、あなたは、専業主婦がもたらす以下の3つの価値について再認識する必要がありそうだ。
専業主婦がもたらす価値①「妊娠・出産・育児」
専業主婦がもたらす最大の価値は、言うまでもなく、「妊娠・出産・育児」における孤軍奮闘の大活躍だ。先ず、ハッキリさせておこう。あなたは妊娠できるだろうか。当然できない。では、あなたは出産できるだろうか。当然できない。では、あなたは育児ができるだろうか。仮にあなたにその意思があったとしても、本能的に乳幼児(小学校入学前の乳児、幼児)は母親にべったりであるし、あなたは母乳が出せないのだから、やはり、あなたは、原則育児はできないと理解するべきだろう。つまり、あなたは、妊娠・出産・育児に対しては何らの能力もないし、貢献もできないちっぽけな存在なのだ。あなたは、妊娠・出産・育児という家族にとっての最重要マターに関しては、全面的に妻に依存する他ない。
あなたは、妊娠という現象に対してほとんど何の知識も持ち合わせていないかもしれない。それでも、女性が妊娠すれば、女性のお腹が大きくなることくらいは知っているだろう。妊娠中期(5~7か月)となると1kgの胎児をお腹に抱え、妊娠後期(8~10か月)ともなると3kgの胎児をお腹に抱えるわけだ。もし、あなたが女性だとしたら、あなたはこんな状態であっても、バリバリ働くのだろうか。
無事に出産が終わった後も、女性に休む暇はない。先ずは、出産で疲弊しきった母体を回復させなければいけない。同時に、息つく暇もなく、24時間365日体制の育児がスタートする。呼吸をしているかどうかも判らないような小さな赤ちゃんと新米ママが格闘するのだ。赤ちゃんは昼夜構わず泣きまくる。母乳をあげる。風呂に入れる。下着を替える。おむつを替える。寝返りからも、ハイハイからも、目が離せない。石だろうがビー玉だろうが口元へ持っていく。食べ物や飲み物をひっくり返す。階段から転落しやしないか。勝手に外に出て徘徊しやしないか。言葉が一切通じない乳幼児と向き合う日々は、ノイローゼになるぐらい大変な毎日だ。そして、そんな日々が最低でも3年間は続く。
そして、子供が幼稚園、保育園に上がったからといって、育児が終わるわけではない。子供には自意識が芽生えるため、バージョンアップした傍若無人な振る舞いに、いよいよ真剣対峙しなくてはいけないのだ。おまけに、昨今は、子供の送り迎えが必須であり、朝と夕方の幼稚園(保育園)詣では避けて通れない。子供が小学校に上がってもしばらくの間(低学年の間)は、状況は改善しない。子供を学童保育に押し込めて働けないでもないが、育児のタスクはむしろ複雑化しており、女性は、自分の時間もろくに取ることなく、献身的な対応を続ける必要があるのだ。
ここまで理解した上で、それでもあなたは、妊娠・出産・育児の他に、更に、仕事までをも妻に強いるのだろうか。あなたは、ベビーシッターでも雇えば良いと気軽に考えるかもしれない。しかし、ベビーシッターを雇ったからといって、母親としてのタスクが大幅に軽減されるというようなことは決してないのだ。こちらが大人の事情で子供を母親から引き離したところで、子供が母親を求める以上、母親のタスクは軽減しない。おまけに、ベビーシッターを雇うにも一日数千円から一万円以上もの大金が掛かる。そして、そもそも、実の子供をほったらかしにしてまで大事にしなければいけない仕事などというものが、一体どこに存在するというのだ。
あなたが一人の子供を望むのであれば、あなたの妻は、妊娠から育児までのプロセスで、最低でも数年間は専業主婦に専念しても何ら不思議はないタスクを背負うことになる。そして、あなたが二人以上の子供を望むのであれば、あなたの妻は、最低でも10年間程度は専業主婦に専念しても何ら不思議はないタスクを背負うことになる。たとえ百歩譲ったとしても、フルタイム勤務などはとても無理であり、現実的には10時~14時のパート勤務が精々の状況だ。つまり、妊娠・出産・育児という一点に絞って考えてみても、あなたが女性に対して専業主婦or仕事継続の選択肢を突きつけること自体がナンセンスだということが判る。「専業主婦」などという言葉が存在するから、あなたは、まるで「兼業主婦」が可能であるかのように誤解する。そもそも「主婦」とは、家事育児を「主」にする既婚女性のことであり、「専業」であることが当然だ。あなたは、「女性の方には働いて頂いても、専業主婦になって頂いても、どちらでも構いません。女性のご希望を尊重します。」などと軽々に答えることが、如何に何も考えておらず、無責任な発言であるかということに、気づかなければいけないのだ。くどいようだが、あなたが子供を授かることを希望するのであれば、妻に妊娠・出産・育児を託すことになり、そして、そのタスクを背負ったあなたの妻が採り得る選択肢は、原則、専業主婦(=主婦)一択なのだ。
専業主婦がもたらす価値②「安らぎの空間」
専業主婦がもたらす二つ目の価値は、家族の幸福感を最大化する「安らぎの空間」の創造だ。現在、あなたは親元で暮らしているだろうか。それとも、一人暮らしをしているだろうか。親元で暮らしているあなたは、当たり前すぎて忘れていることがある。そして、一人暮らしをしているあなたは、昔のことすぎて忘れていることがある。自宅に帰れば安らぎの空間があるということの有難みだ。あなたは、自分が何もできなかった幼少期のことを思い出してみて欲しい。自宅に帰れば、当たり前のように電気がついていた。食卓には温かいご飯と味噌汁とおかずが並んでいた。風呂は丁度良い湯量と湯加減。布団は太陽の匂いがした。そして、朝起きれば、味噌汁の匂いがし、タンスを開ければ石鹸の匂いがする真っ白な下着や洋服が折り目正しく収納されていた。玄関には靴が整然と並べられており、あなたは気持ち良い一日をスタートさせることができた。これらは、自動的にそうなったわけではない。ロボットが機械的に行ったものでもない。そう、全てあなたのお母さんが愛情を込めてしてくれたことだ。あなたの見ていないところで、せっせと家事に励んでくれたお陰で、あなたは至極当然のように安らぎの空間を享受していたのだ。あなたは、この安らぎの空間を享受することで、どれだけの幸福感を実感することができたことか。この安らぎの空間を享受することで、どれだけ自分の課題に専念することができたことか。全ての家族にとって、安らぎの空間を創造してくれる母(妻)の存在は、何事にも替えがたいものではなかっただろうか。
職場(仕事)と家庭の二つのコミュニティーがある。あなたは、あなたの妻を欠くことができないコミュニティーは、果たしてどちらだと考えるだろうか。もちろん愚問だ。職場は、たとえあなたの妻が出勤しなくとも、恐らく回るだろう。人材が足りなければ採用するまでだ。しかし、家庭は、もし、あなたの妻が居なかったとすれば、一体、他の誰が安らぎの空間を創造してくれるというのだろうか。あなたは、職場同様のやり口で、安らぎの空間を創造してくれるであろう専業主婦を外部から採用するのだろうか。もし、あなたが家庭をその程度の合理的でドライなものだと看做すのなら、そもそもあなたは何のために結婚し、何のために家庭を持つのだろうか。結婚などせず、全てお金で解決したら良いではないか。安らぎの空間は、外部から調達できるような薄っぺらいものではない。安らぎの空間はお金でどうにかなるようなものではない。安らぎの空間は、世界で唯一、あなたの妻にしか創造することができない。そして、あなたの子供も、孫も、あなたの妻が創造した安らぎの空間で幸福感を感じ、成長し、やがて巣立っていくのだ。従って、あなたは、あなたの妻が持つ安らぎの空間を創造する能力を、高々仕事如きことのために、簡単に売り飛ばしてはいけないのだ。
専業主婦がもたらす価値③「盤石な経済的基盤」
専業主婦がもたらす三つ目の価値は、「盤石な経済的基盤」の構築が可能になることだ。あなたは、盤石な経済的基盤の構築と聞いて、訝しんだことだろう。何故なら、あなたは、盤石な経済的基盤を構築したいからこそ、妻には働いて欲しいと考えているからだ。ここから非常に大事な話をするので、よく理解して欲しい。そもそも、盤石な経済的基盤とは何かということから話を始める必要がある。筆者は、家計の収入が多ければ経済的に安心になるとは一切考えない。筆者が考える盤石な経済的基盤とは、「不測の事態にも耐えられる余力がある状態」を指す。
具体例を挙げよう。あなたは、野球やサッカーというスポーツを知っているだろう。彼らはチームを編成して、敵と戦い、勝利を目指す。野球は9人、サッカーは11人の選手がフィールドに立ってプレイする。では、ここであなたに聞きたい。もし、あなたが野球チームの監督を引き受けるとして、部員9人のチームと、部員12人のチームのどちらが「より安全に」試合に臨むことができると考えるだろうか。答えは聞くまでもなく部員12人のチームだろう。何故か。それは、部員9人のチームは、もし一人でもケガをしてしまったら、試合にすら出場できなくなるからだ。つまり、平時をマックスの状態で戦っていると、不測の事態に対応できないのだ。絶えず7割程度の力で進み、余力(バッファー)を残しておく。これが、盤石な基盤というものだ。部員12人のチームであれば、フィールドに立ってプレイする9人に主要な精鋭を選定しつつも、ベンチで交代を待つ3人にも一定程度精鋭を残す。ここ一番の勝負所で、ベンチに残る精鋭を送り込めるよう、戦略的に戦うわけだ。
話を家庭に戻そう。選手はあなたと妻の二人。さて、あなたは二人でフィールドに立ってプレイする(仕事をして収入を得る)ことが、本当に盤石な経済的基盤に資すると考えるだろうか。筆者は、あなたが一人でフィールドに立ち、あなたの妻はベンチで待機するスタイルのほうが、よほど盤石な経済的基盤に資すると考える。一つに、あなた一人がフィールドに立ってプレイすることで、あなたの家庭の生活水準をマックス時の7割程度に抑えることができる。当然であるが、収入の範囲内で生活せざるを得ないので、自然と無駄を削ぎ落した筋肉質な家計になる。そして、もう一つに、あなたに不測の事態(病気、リストラ等)が発生した場合や、どうしても追加の支出が必要な事態(子供の教育費、親の介護費用等)に遭遇した場合は、あなたの妻の出場によって急場を凌ぐことができる。逆に、最初から夫婦共働きでマックスの収入を得、マックスの支出をしている状態があるとすれば、こんな恐ろしい状態は無い。どちらか一方の収入が途絶えるか、追加の支出が発生した瞬間に、家計は破産する。
あなたが女性に働いてもらいたい気持ちはよくわかる。将来が不安なのだろう。しかし、それでもこれだけは言わざるを得ない。はっきり言って、あなたが想定している生活水準が高すぎるのだ。あなたが想定している生活水準が高すぎるから、あなたは女性が持つ専業主婦の価値を売り飛ばして、女性の経済力に依存しようとするのだ。筆者は、あなたの年収が幾らであるかは知らない。しかし、もし、あなたの年収が300万円以上あるのであれば、筆者は、あなたは、あなたの年収だけで十分に家族を養っていけると考える。年収が300万円あれば、月の手取額は20万円内外はあるはずだ。あなたが都市部在住なら、家賃と水道光熱費(電気、ガス、水道代)と通信費(インターネット、電話代)の合計支出額を10万円以内に収める。地方在住なら、家賃と水道光熱費(電気、ガス、水道代)と通信費(インターネット、電話代)と車関係費の合計支出額を10万円以内に収める。そして、残り10万円あれば、生活しながら貯蓄もできよう。そんなことは無理だと言う前にトライしてみて欲しい。日本一物価の高い東京都であっても、家賃5~6万円も出せば、家族で住める広いアパートを確保することは十分可能だ。
お金を稼ぐということは確かに尊い。しかし、お金、お金と過度に不安を煽っても、却って本質を見落としてしまうのではないだろうか。物事は考えようだ。足りないと思えば、幾らあっても足りない。十分と思えば、恐れることは何もない。
婚活男性は本音で語る
婚活中の独身男性のみなさんへ、改めて言いたい。あなたは、専業主婦になりたいと希望する女性こそを妻にするのが良いだろう。そして、もし、あなたが女性から専業主婦の適否について意見を求められたら、あなたは女性に対して堂々と、「自分の妻には専業主婦になってもらいたい」と明言するのが良いだろう。もちろん、あなたが、女性の仕事継続を希望するなら、正々堂々とその旨を主張しても構わない。いずれにしても、少なくとも、「どちらでも構いません。」はそろそろ止めにしてはどうだろうか。これでは、自身の意思を表明していることにはならない。あなたの優しい気持ち、女性を尊重する気持ちは理解できる。しかし、あなたの希望が全く無いわけではないだろう。あなたの家庭観を示す意義は大きい。このチョイスは、海と山ほどの違いがあり、生活スタイルが180度変わるものなのだから。
その上で、女性の希望に耳を傾け、女性が採る選択を快く受け入れればそれで良い。女性が専業主婦を希望してくれるならとても有り難い。女性が家事育児の主要な部分を担当してくれて、あなたや子供をバックアップしてくれるというのだ。こんな有難く、尊く、男冥利に尽きる、幸せな展開はないはずだ。女性が仕事継続を希望してくれるのであれば、こちらも有り難く、心強いことだ。少々の贅沢だって許されるし、しっかり貯蓄に励めばアーリーリタイアだって夢ではない。筆者は、あなたが本音で語り、真摯な意見交換をし、素敵な家庭を手に入れることを、心より応援する。
婚活女性は希望を伝えて理想の家庭へ
最後に、もし、このコラムを婚活中の独身女性のみなさんが読んでいたら、併せてお伝えしたい。あなたが専業主婦を希望するのであれば、臆することなく、堂々と男性に、「専業主婦になりたい」と伝えて欲しい。あなたは、決してサボろうというのではないのだから、自分の価値観を男性に伝えることはとても重要だ。専業主婦を希望する男性は、あなたが想像するよりずっと多い。そして、男性は、あなたが忖度しなければならないほどやわではない。あなたの助けがなくても、家計ぐらいなんとかしてみせる。愛する妻のためなら踏ん張れる。それが男というものだ。ただし、生活水準を下げることだけは許容してあげて欲しい。家賃は当初想定より5万円以上は下げることになるだろう。車は持たない。外食も減らす。服はユニクロ。また、万一、夫にリストラの危機や起業のタイミングが訪れたら、あなたに職場復帰してもらう可能性があることを、頭の片隅に置いておいてもらいたい。
もちろん、仕事継続が希望であれば、こちらも自信をもって伝える。家事は夫と分担すれば良い。ガンガン働いて自己実現する。ただし、子供を考えている場合は、妊活と出産育休のタイミングだけは事前に話し合っておきたいところだ。
お金を稼ぐのも大事だが、その結果、家庭が殺伐としていては本末転倒だ。少々お金が無くたって、温かい家庭、時間的にゆとりのある家庭を目指す夫婦がいても良いではないか。夫婦の形は十人十色。男性にあなたの希望をしっかり伝えて、あなたオリジナルの、理想の家庭を築いて欲しい。
以上
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