20代の結婚希望者が最初に必ず理解すべき「婚活の要諦」とは？

婚活で絶対に成果を出す

　20代の独身男性、独身女性のみなさんの中で、これから婚活を始めようと考えている人はいないだろうか。婚活を始める以上は絶対に成果を出したい。そして、婚活で絶対に成果を出すためには、「婚活の要諦」を必ず理解しておかなければならない。

　婚活の要諦は、「自分の実力に相応しい相手を選んだ人のみが結婚できる」というものだ。極めて重要なのでもう一度繰り返す。「自分の実力に相応しい相手を選んだ人のみが結婚できる」だ。自分の実力に相応しくない相手を志向し続ける人は、いくら努力を重ねようと、永遠に、絶対に、結婚できない運命にある。

既婚者と独身者を分かつ唯一の境界線

　あなたは、こんな思い込みをしていないだろうか。美男美女は思いのままに結婚でき、不細工はどんなに頑張っても結婚できないと。

　これは大きな誤解だ。結婚の成否や遅速は、その人の優劣によって決まるのではない。婚活の成否や遅速は、婚活の要諦に従ったかどうかによって決まる。即ち、婚活の要諦に従った人は、たとえその人が不細工だろうが、概ね望んだタイミングで結婚できる。逆に、婚活の要諦を無視した人は、たとえその人がどんなに美男美女であろうとも、いつまで経っても結婚できない。

　結婚は、等価交換の原則が厳格に適用される取り組みだ。情報化社会が進展した現代では、もはや、婚活マーケット参加者の何人たりとも、他の婚活者を出し抜くことはできない。松は松と、竹は竹と、梅は梅と結婚する。仮に、自身の階級を逸脱するような取引を目論んだとしても（たとえば、竹が松と結婚しようとしたとしても）、他の婚活者（松）による参入（妨害）が生じ、その目論見は成就しない。

　結婚という取り組みは、美男美女にも不細工にも、若者にもオッサンオバサンにも、高学歴者にも低学歴者にも、金持ちにも貧乏人にも、遍く独身者に等しくチャンスが与えられた極めて公平な取り組みだ。これは、ちょっと街角に目を向ければ多種多様なカップルが存在することからも明らかなこと。それでも、独身者の全てがめでたく結婚できるわけではない。既婚者と独身者を分かつ唯一の境界線は、婚活の要諦に従ったかどうかの一点に尽きる。

自分の実力を知る

　婚活の要諦を理解するための最初の一歩は、自分の実力（市場価値）を知ることだ。自分の実力が判らなければ、「自分の実力に相応しい相手」がどのような人なのかも判らない。

　自分の実力を知るには、一見遠回りのようだが、恋愛経験（広義の婚活）を重ねるしかない。上位階級の異性からフラれ、下位階級の異性をフルという経験を通じて、はじめて自分の実力が判る。特に、上位階級の異性からフラれるという挫折経験は、自身の階級を逸脱するような取引は上手くいかないということを知る経験であり、自身の驕りを補正し、自分の実力を正しく見極める上で必須の経験だ。この挫折経験無しに婚活（狭義の婚活）を進めたところで、自己中心的な婚活が繰り返されるだけであり、決して成果は出ない。

　尚、自分の実力を知るために結婚相談所を活用することは、あまり好ましいことではない。何故なら、あなたの「自分探しの旅」に他の婚活者が付き合わされ、他の婚活者の貴重な時間が奪われる恐れがあるからだ。結婚相談所は、全ての婚活者がお金を支払って参加する場所である以上、婚活の要諦を理解した婚活者が、婚活の要諦に従って結婚相手を探すことができる場所でなくてはならない。従って、あなたは、原則、コンパやマッチングアプリ等のフラットな環境で恋愛経験（広義の婚活）を重ね、婚活の要諦を理解した上で、結婚相談所（狭義の婚活）を活用すべきであろう。

現実を受け入れる

　自分の実力が判りさえすれば、あとは「自分の実力に相応しい相手」を選ぶことで、婚活は成就する。

　恐らく、かなりの高い確率で、「あなたが理想とする結婚相手」と「あなたの実力に相応しい結婚相手」との間には、一定程度ギャップが存在することになろう。それでも、あなたは、気持ちを切り替えて、現実を受け入れなければいけない。遍く既婚者は、大なり小なり、必ずこの点を克服して前に進んでいる。そして、あなたは、この気持ちの切り替えは決して妥協などではないということも併せて理解しなくてはいけない。これは、あなたの理想を現実に収斂させる作業であり、自分本意の解釈を客観的な解釈に修正する作業に過ぎない。

ギャップを埋める努力

　それでも、あなたが、どうしても理想とする結婚相手を諦めきれないというのであれば、あとは、自身の実力を高める他ない。

　自身の実力を高める方法は色々ある。職場で成果を出す、転職する、起業する、資格を取る、大学に入る、性格を改める、運動して若々しくなる、ダイエットする、髪型やファッションや化粧に気を遣う、資産を築く、等々。異性に評価されるであろうあらゆることに挑戦すれば良い。

　ただし、これらの取り組みは、即効性はなく、相応の時間を要するものが殆どだ。そのため、自身の実力を劇的に高めたいのであれば、20代のうちに思い切った決断をする必要があろう。結婚という目的に限れば、30代後半や40代以降ではあまりに遅すぎる。

　また、当然ではあるが、若返る、劇的に頭を良くする、身長を伸ばす、といった先天的なステータスを覆すことは、原則できない。努力だけではどうすることもできないものがあるということも、また事実だ。

ご都合主義者は結婚できない

　世の中には、どうしても理想とする結婚相手を諦めきれない、そして、自分の実力を高める努力もしたくない、というご都合主義者が稀に存在する。勿論、ご都合主義者を救う手立てなどどこにもないので、残念ながら、ご都合主義者は結婚を諦める他ない。

　これまでも、こうして結婚を諦め、独身を貫いたご都合主義者は沢山存在する。自分の負けを認めたくない人もいる。結婚しようと思えばいつでも結婚できるというポーズを取り続けることで自尊心を守りたい人もいる。結婚など興味が無いと強がる人もいる。それはそれで止むを得ない。人生は色々だ。

あとは行動あるのみ

　「彼を知り己を知れば百戦殆うからず」は孫子の一節だが、婚活は、「彼はさておき己を知れば百戦殆うからず」だ。自分の実力を正しく見極めることで、はじめて、効率的かつ効果的な婚活に取り組むことができる。

　「自分の実力に相応しい相手を選んだ人のみが結婚できる」。婚活の要諦を理解したら、あとは行動あるのみだ。待っているだけではチャンスは掴めない。あなたの課題を解決するのは、あなたを除いて他にはいない。筆者は、20代の独身男性、独身女性のみなさんの婚活を心から応援している。

以上

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