
北海道の婚活「女性はやや晩婚で出生率は全国ワースト3」
北海道の平均初婚年齢と合計特殊出生率

厚生労働省「人口動態統計」を元に、北海道の「平均初婚年齢」と「合計特殊出生率」(15歳から49歳までの女性の年齢別出生率を合計したもので、一人の女性が仮にその年次の年齢別出生率で一生の間に生むとしたときの子どもの数に相当)を確認する。
2020年の北海道男性の平均初婚年齢は30.7歳である。また、同年の北海道女性の平均初婚年齢は29.4歳である。
2020年の北海道の合計特殊出生率は1.21人である。

平均初婚年齢順位は男性が全国中位で女性がやや晩婚

北海道男性の平均初婚年齢順位は、2010年が47都道府県中22位、2015年同21位、2020年同26位であり、全国中位。
一方、北海道女性の平均初婚年齢順位は、2010年が47都道府県中33位、2015年同32位、2020年同35位であり、やや晩婚ぎみである。北海道女性は、関東地方、近畿地方の女性を除くと、高知県女性、宮城県女性、山梨県女性、福岡県女性に次いで晩婚となっている。
北海道は、男性が全国中位の初婚年齢順位、女性がやや晩婚という点において、福岡県のそれと似た状況にある。

合計特殊出生率は全国ワースト3

北海道の合計特殊出生率順位は、2020年においては宮城県と同率で全国45位であり、東京都と共に全国ワースト3に入っている。
北海道の合計特殊出生率(1.21人)は、全国首位の沖縄県(1.86人)と比較すると0.65人少なく、全国最下位の東京都(1.13人)と比較すると0.08人多い水準となる。
合計特殊出生率は全国的に西高東低となる傾向にあるが、北海道の合計特殊出生率は、近県の青森県(1.33人)、秋田県(1.32人)、岩手県(1.33人)と比較しても一段低い水準に留まる。
以上