婚活歴3年以上の独身男性・女性が必ず持つべき心構えとは?
結婚できる人の中から結婚相手を選ぶ
婚活中の独身男女のみなさんの中で、3年以上婚活に取り組むも結果に恵まれず、八方塞がりの状況になってしまっている方はいないだろうか。そのような婚活歴3年以上のあなたが結婚を勝ち取るためには、今後どのような心構えを持って婚活に臨んでいけばよいのだろうか。
早速、筆者の結論を申し上げよう。婚活歴3年以上のあなたは、婚活とは、結婚できる人の中から結婚相手を選ぶ作業であって、結婚したい人の中から結婚相手を選ぶ作業ではないということを、この時点で強く認識する必要があると考える。
もしかしたら、あなたは、上記結論を、夢も希望もなく、受け入れがたいものだと捉えるかもしれない。しかし、筆者は、上記結論は、市場競争原理が働く人生の重要イベント、たとえば、大学受験、就職活動、そして、婚活等では必ず採用されるごくごく常識的な結論だと考える。そこで、少々遠回りになるが、先ずは、あなたが過去に経験済みの大学受験と就職活動を振り返ることから始めたい。
大学受験_人生の重要イベントから学ぶ
あなたが過去に経験済みの市場競争原理が働く人生の重要イベントに、大学受験がある。果たして、あなたは第一志望の大学に進学しただろうか。恐らく否ではないだろうか。あなたは合格した大学の中から一番マシな選択肢を一つ選んで進学した。決して、理想とする第一志望群の中から自由自在に進学先を選べたわけではない。
もちろん、あなたには理想とする進学先があったに違いない。人生の重要イベントだから相当な努力もした。自分なら絶対に乗り越えられると信じていた。しかし、結果は無情なもの。あなたは、ぐっと堪えて、最終的に、第二志望や第三志望の大学に進学する決断を下したわけだ。
では、なぜ、当時のあなたはそんなに聞き分けが良かったのだろうか。それは、あなたは、大学受験には旬となる挑戦のタイミングがあることを十分に理解していたからだ。通常、大学受験は、無期限で理想を追求できるものではない。モラトリアムが認められたとしても2浪、3浪あたり迄が限界。それ以上の遅延は、その後の人生設計や自身を取り巻く競争環境に悪影響を与える危険性が高いと理解していた。従って、あなたの理想が何であれ、あなたの理想が叶おうが叶うまいが、あなたは自身が採り得る選択肢の中から一番マシな選択肢を一つ選んで前進するしかなかったのだ。
そして、時が流れた。今、あなたは、あの時の決断を後悔しているだろうか。恐らく、後悔はしていまい。確かに、あの時は不満だったし悔しかった。しかし、あれが自分の実力なのだから仕方ない。そして、腐らず立ち止まらずそれを受け入れて前進して本当に良かった。もし、あの時妥協することを拒否して立ち止まり、道を大きく逸れていたとしたら、今の自分は存在しなかっただろう。きっと、その後の就職活動でも、更なる苦労が待ち受けていたことだろう。あの時の判断は正しかった。今となっては、そう感じるのではないだろうか。
就職活動_人生の重要イベントから学ぶ
あなたが過去に経験済みの市場競争原理が働く人生の重要イベントに、就職活動がある。果たして、あなたは第一志望の会社に就職しただろうか。恐らく否ではないだろうか。あなたは内定が出た会社の中から一番マシな選択肢を一つ選んで就職した。決して、理想とする第一志望群の中から自由自在に就職先を選べたわけではない。
もちろん、あなたには理想とする就職先があったに違いない。人生の重要イベントだから相当な努力もした。自分なら絶対に乗り越えられると信じていた。しかし、結果は無情なもの。あなたは、ぐっと堪えて、最終的に、第二志望や第三志望の会社に就職する決断を下したわけだ。
では、なぜ、当時のあなたはそんなに聞き分けが良かったのだろうか。それは、あなたは、就職活動には旬となる挑戦のタイミングがあることを十分に理解していたからだ。通常、就職活動は、無期限で理想を追求できるものではない。モラトリアムが認められたとしても1留か、マスターやドクターに進んで時間を稼ぐ迄が限界。それ以上の遅延は、その後の人生設計や自身を取り巻く競争環境に悪影響を与える危険性が高いと理解していた。従って、あなたの理想が何であれ、あなたの理想が叶おうが叶うまいが、あなたは自身が採り得る選択肢の中から一番マシな選択肢を一つ選んで前進するしかなかったのだ。
そして、時が流れた。今、あなたは、あの時の決断を後悔しているだろうか。恐らく、後悔はしていまい。確かに、あの時は不満だったし悔しかった。しかし、あれが自分の実力なのだから仕方ない。そして、腐らず立ち止まらずそれを受け入れて前進して本当に良かった。もし、あの時妥協することを拒否して立ち止まり、道を大きく逸れていたとしたら、今の自分は存在しなかっただろう。きっと、その後の婚活でも、更なる苦労が待ち受けていたことだろう。あの時の判断は正しかった。今となっては、そう感じるのではないだろうか。
婚活と対峙
あなたは、今再び、市場競争原理が働く人生の重要イベントである婚活に挑んでいる。果たして、あなたは第一志望の結婚相手と結婚できるのだろうか。残念ながら、恐らく否ではないだろうか。あなたは結婚できる人、即ち、あなたが結婚しようと思えばかなりの確率で結婚できるであろう人の中から一番マシな選択肢を一つ選んで結婚することになるのだろう。決して、理想とする第一志望群の中から自由自在に結婚相手を選べるわけではないのだろう。
もちろん、あなたには理想とする結婚相手があるに違いない。人生の重要イベントだから相当な努力もしている。自分なら絶対に乗り越えられると信じている。しかし、結果は無情なもの。あなたは、ぐっと堪えて、最終的に、第二志望や第三志望の結婚相手と結婚する決断を下すかもしれない。
では、なぜ、今のあなたはそんなに聞き分けが良くなれるのだろうか。それは、あなたは、婚活には旬となる挑戦のタイミング、即ち、結婚適齢期があることを十分に理解しているからだ。通常、婚活は、無期限で理想を追求できるものではない。モラトリアムが認められたとしてもあなたが危機感を持って婚活に取り組み始めてから3年程度迄が限界。それ以上の遅延は、その後の人生設計や自身を取り巻く競争環境に悪影響を与える危険性が高いと理解している。従って、あなたの理想が何であれ、あなたの理想が叶おうが叶うまいが、あなたは自身が採り得る選択肢の中から一番マシな選択肢を一つ選んで前進するしかないのだ。
そして、時が流れる。将来、あなたは、今の決断を後悔するだろうか。恐らく、後悔はしていまい。確かに、あの時は不満だったし悔しかったと思う。しかし、あれが自分の実力なのだから仕方ない。そして、腐らず立ち止まらずそれを受け入れて前進して本当に良かったと思う。もし、あの時妥協することを拒否して立ち止まり、道を大きく逸れていたとしたら、今の自分は存在しなかっただろう。きっと、その後の独身生活でも、更なる苦労が待ち受けていたことだろう。あの時の判断は正しかった。将来、そう感じるのではないだろうか。
モラトリアムの限界
往々にして、人生の重要イベントには、旬となる挑戦のタイミングがある。旬となる挑戦のタイミングがあるからこそ、人生の重要イベントたり得ていると言ったほうが正確かもしれない。従って、あなたが人生の重要イベントと対峙する際は、好機と引き際の見極めと、その実践が、絶対的に必要だ。
往々にして、人生の重要イベントには、激烈な競争が待っている。あなたにとっての人生の重要イベントは、同時に、他の人にとっての人生の重要イベントでもある。従って、あなたが人生の重要イベントと対峙する際は、自分の思い通りにはいかないであろうことを大前提としつつ、結果を受け入れる寛容さが絶対的に必要だ。
往々にして、人生の重要イベントは、相互に連関しながら人生に何度でも訪れる。たとえ目の前の結果が不満足なものであったとしても自分を信じて前進すれば、次の重要イベントに繋がり、将来において後悔はない。逆に、目の前の不満足な結果を受け入れず前進することを止めてしまえば、次の重要イベントの障害となり、将来において後悔が残る。従って、あなたが人生の重要イベントと対峙する際は、重要イベントは人生の通過点であってゴールではないことを肝に銘じ、とにかく前進するという前向きな気持ちが絶対的に必要だ。
あなたが婚活を始めて3年以上の歳月が流れた。大学受験や就職活動を参考にして考えてみても判る通り、3年という期間は、人生の重要イベントと対峙する上でのモラトリアムの限界だ。集中力が持続される限界。満身創痍となる限界。余力を残して次のステップに進むための限界と言える。あなたは、これまでは理想を掲げて婚活をすることが許された。しかし、ここからは現実と向き合って結果を受け入れなければならない。従って、筆者は、婚活歴3年以上のあなたは、婚活とは、結婚できる人の中から結婚相手を選ぶ作業であって、結婚したい人の中から結婚相手を選ぶ作業ではないということを、この時点で強く認識する必要があると考える。
結婚できる人とはどのような人か
では、あなたにとって、結婚できる人とは具体的にどのような人だろうか。ここではっきりしていることは、あなたにとっての結婚できる人は、あなたにとっての結婚したい人の中には存在しないということだ。なぜなら、もし、あなたにとっての結婚できる人が、あなたにとっての結婚したい人の中に存在していたとしたら、あなたはここまで婚活に苦労することなく、とうの昔に結婚していたはずだからだ。つまり、あなたにとっての結婚できる人は、これまでにあなたが結婚したい人として考えてこなかった人、端的に言って、あなたが恋愛・結婚相手の対象外として切り捨ててきた人の中にのみ存在することになる。そして、あなたが恋愛・結婚相手の対象外として切り捨ててきた人の中にあって、あなたのことを魅力的だと感じてくれる人こそが、唯一あなたにとっての結婚できる人ということになる。
では、あなたのことを魅力的だと感じてくれる人とは具体的にどのような人だろうか。これについては、あなた自身が一番よく知っているということになる。あなたに対して好意を持ってくれた人(好意を持ってくれる人)、食事やデートのお誘いをしてくれた人(お誘いをしてくれる人)、お見合い、交際、結婚のオファーを出してくれた人のステータスや外見等を思い返してもらえればそれで良い。それらの人はあなたのことを魅力的だと感じていたからこそ、何らかのメッセージをあなたに送っているはずだ。もしかしたら、それらの人は、あなたより年齢が10歳以上年上の人かもしれない。年収が低い人かもしれない。見栄えがパッとしない人かもしれない。それでも、あなたが一切の条件を付けずにまっさらな気持ちで婚活マーケットを見渡せば、必ずあなたのことを魅力的だと感じてくれている異性が存在するはずだ。
お見合い等での思考
あなたにとっての結婚できる人が具体的にイメージできたところで、最後に、あなたがコンパや、婚活パーティーや、お見合い(以下、「お見合い等」という。)に臨んだ際の思考について言及しておきたい。
既に十分に理解していると思うが、あなたにとってのお見合い等は、結婚できる人を探す場所であって、結婚したい人を探す場所ではない。これまでのお見合い等では、あなたは、自身の理想や好みによって結婚したい人のみを選別し、結婚したいと思えない人は全て切り捨て、同結婚したい人からのみ好意を持ってもらえるよう努力していた。しかし、これからのお見合い等では、あなたの理想や好みは一旦棚上げした上で、あなたのことを魅力的だと感じてくれる人は誰なのかということを見極め、選別し、同あなたのことを魅力的だと感じてくれる人にこそ更なる好意を持ってもらえるよう努力し、同あなたのことを魅力的だと感じてくれる人にあなたの気持ちを伝える取り組みを行う必要がある。
つまり、お見合い等における主役はあなたではなく、あくまで主役は相手だということだ。あなたが相手の異性を魅力的だと感じるかどうかは二の次三の次の議論。あなたがお見合い等で真っ先に確認すべきは、相手の異性が、あなたにとっての結婚できる人であるかどうかという一点のみだ。あなたは結婚できる人としか結婚できない。先ずは、結婚しようと思えばかなりの確率で結婚できるであろう人を選択肢として認識する。そして、その中からあなたの理想や好みに一番近い人を選んで結婚するという思考を採る必要がある。
あの時の判断は正しかったと感じる日
婚活は、大学受験や就職活動と比較して、モラトリアム期間が見えづらい。そのため、真面目で頑固な人ほど、自分の理想を簡単には譲らず、理想を追い求めて、いつまでも婚活を続ける。そして、最悪の場合、婚期を逃す。
もちろん、世の中には、結婚したい人がそのまま結婚できる人であり、結婚したい人と何の苦も無くめでたく結婚できる幸せ者も存在する。彼ら(彼女ら)は、自身のステータス等がとんでもなく魅力的な婚活強者か、結婚できる人のみを結婚したい人と捉えることのできる現実主義者かのどちらかということになろう。
しかし、残念ながら、あなたは婚活強者ではない。そして、今更、婚活強者にもなれない。だとするならば、3年間というモラトリアムが終了した事実を直視し、現実主義者になる他ない。結婚できる人の中から結婚相手を選ぶ。あの時の判断は正しかったと感じる日がきっと来る。筆者は、あなたの婚活の成功を心より願っている。
以上
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