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婚活三流の晩婚公認会計士が独身男女の婚活を応援する理由

恋愛非エキスパートのオッサンの決断 

 筆者は公認会計士だ。そして、公認会計士が独身男女のみなさんの婚活を応援している。なんとも珍妙な話ではないか。「会計」と「結婚」。どう頭を捻ってもさっぱり接点が見いだせない。

 公認会計士という職業について、ご存じない方も多いと思う。少々、小難しい話をさせて頂きたい。公認会計士は、「監査及び会計の専門家として、独立した立場において、財務書類その他の財務に関する情報の信頼性を確保することにより、会社等の公正な事業活動、投資者及び債権者の保護等を図り、もって国民経済の健全な発展に寄与することを使命とする(公認会計士法第一条)」、職業だ。具体的には、財務諸表の監査、税務、各種コンサルティング業務などを行っている。いよいよ、よくわからないが、要は、企業経営等について、会計や数値面等から知恵を絞る職業というわけだ。

 では、そんな数値オタクの筆者が、単なるオッサンの筆者が、恋愛エキスパートでも何でもない筆者が、なぜ、独身男女のみなさんの婚活を応援しようと考えるに至ったのか。理由は大きく3つある。ミクロの理由、セミマクロの理由、マクロの理由、と順にご説明したい。

自分も周りも婚活で苦労した(ミクロの理由)

 筆者はとにかく婚活で苦労した。30代は、出会いを求めて飲み歩いた。コンパ、コンパ、パーティー、一周回ってまたコンパ。理想の人を追い求めた。次から次へと、入れ替わり立ち替わり、新しい人が現れては消えていった。まるで、大海原で回遊魚同士が出会うかのように。上辺だけのありきたりな会話をした。一期一会なんて言葉とは無縁の世界だった。出会いの有難みなど一ミリも感じなかった。いい人なんていくらでも出会えると錯覚した。

 しかし、出会いの数とは裏腹に、全然ダメだった。結果が出ない。極めて楽観的個人的見解を述べさせて頂くなら、少しぐらいはモテたかもしれない。少しぐらいは。それでも結婚が遠かった。どこか空虚。まるで狐と狸の化かし合い。自分の理想が高すぎるのか。結婚への本気度が足りないのか。学校で「恋愛論」を履修してこなかったせいか。驕りもあった。即ち、お子ちゃまだった訳だ。謙虚さがない。身の程を知らない。人の痛みもわからない。人生設計もない。責任感もない。判断力もない。決断力もない。無いもの尽くしのオンパレード。そして、お金、時間、気力、体力を相当程度無駄にした。仕事や社会に対しても大いに損失を与えたと言える。そして、ジェットコースターのようにあっという間に10年間が過ぎ去った。自分の選択肢はどんどん狭まった。最後は得も言われぬ孤独感と劣等感を感じた。「結婚って、何でこんなに難しいんだろう」と心折れる寸前までいった。いや、既に心は折れていたかもしれない。

 そして、筆者の対岸には、筆者と同じように苦労する女性達がわんさかいた。月に20回以上コンパをしている女性。やっとの思いで掴んだ男性に軽くあしらわれる女性。年齢でバッサリ切られる女性。お嬢様がなりふり構わず焦り、下手に出ている姿に、見てはいけないものを見た気がした。本当は、こんな場末の居酒屋でエネルギーを使っているような人じゃない。婚活さえ上手くいけば、港区あたりでスマートに生きるであろう女性たちが、修羅の形相で千本ノックに立ち向かっていた。

 筆者は、辛うじて晩婚39歳にして結婚ができた。最後は満身創痍の状態だった。振り返れば、筆者の婚活は、いつ転落してもおかしくない綱渡りそのものだった。非効率極まりないものだった。一歩間違えれば一生独身だっただろう。そして、この体たらくの10年間を経験したお陰で、「これから結婚を志す人に自分と同じ轍を踏ませてはならない」、と妙な使命感が芽生えた。婚活弱者の筆者ごときがおこがましい話だが、「婚活で苦しんでいる人を何とかして救ってあげたい」、「婚活で苦しんでいる人の“不安”と“焦り”を、“喜び”と“希望”に変えてあげたい」と心の底から思うようになった。

産業の未来のために(セミマクロの理由)

 筆者は十数年に渡ってM&Aアドバイザーの仕事をしている。M&Aアドバイザーという職業について、ご存じない方も多いと思う。公認会計士同様、少々小難しい話をさせて頂きたい。M&Aアドバイザーは、企業の買収や、企業同士の資本業務提携等の戦略的意思決定を、会計、税務、法務、ビジネス等の観点からアドバイスしサポートする職業だ。要は、「会社と会社の結婚」のサポートを行う。

 企業がなぜM&Aを選択するのか。買収企業は、既存ビジネスの強化、新規ビジネスへの進出等の目的がある。問題は、被買収企業だ。自社の競争力低下を背景とした売却ももちろん多いが、昨今は、「後継者不在」を理由とした売却が多い。日本の多くの中小企業には、社長や株主となって事業を引き継いでいく「若者がいない」のだ。この背景はみなさんご理解の通り。「少子高齢化」だ。出生率が低下し、晩婚化が進み、生涯未婚率が上昇する。結果、人口が減少し、日本の産業界が揺らいでいるのだ。M&Aアドバイザーは、合併に次ぐ合併を斡旋して、会社の数を減らす作業をしているわけだが、そんな仕事を続けながら、「このままじゃいけない、もっと抜本的な手を打たなければ」、との思いを強く持った。抜本的な手とは、言うまでもなく人口増加、即ち、「幸せな結婚の実現」だ。会社における後継者不在問題も、子や孫の幸せな結婚が連続すれば、やがて解消する、そう考えたのだ。

 話は少し逸れるが、M&Aアドバイザーの仕事を通じて、「マッチングの価値」も実感した。M&Aアドバイザーの仕事は、会計、税務、法務、ビジネス等の知識が必要不可欠だ。そして、これらのスキルは紀伊国屋書店で簡単に手に入る。しかし、紀伊国屋書店では決して手に入らないスキルが一つある。「誰と誰が組むか」という根本的な提案だ。言うまでもなく組み合わせの数は無尽蔵。その中から価値ある提案を生み出せるか。どうやってM&Aをするかが重要なのではない。「誰と」M&Aをするかが肝中の肝なのだ。結婚もM&Aと同様。婚姻届の出し方が重要なのではない。誰と結婚するか。この一点が究極に重要だ。筆者は、この点からも、独身男女のみなさんの婚活を応援するという取り組みに強い可能性を感じた。

日本の未来のために(マクロの理由)

 近頃は失われた何十年と言えばいいのか。どうにも日本がおかしい。みんなが感じていることだ。筆者が学生の頃は、今よりもっと強い日本がそこにあった。生産性が上がらない。給与が増えない。負担は増える。世界における日本の存在感が低下している気がしてならない。

 そして、遂に人口が減少する。筆者程度の知性では、日本の歴史的背景を含め経済学や社会学の世界で起こっている詳しいことはわからない。しかし、グローバル社会という名の激烈な環境変化の中で、ダーウィンの進化論が言うところの、自然選択、適者生存、が起こっているのだとすれば、これは看過できない。先進諸国共通の課題かもしれないが、地球上での生存可能数の上限なるものが存在して、晩婚化や生涯未婚率の上昇が、「日本人淘汰」の前兆であるとしたら、何としても手を打たないといけない。もちろん、種の保存や繁殖だけが繁栄のバロメーターではないだろう。悠久の歴史をとらまえれば、人口が減少する時代があってもいいのかもしれない。しかし、目先のこと、経済のことだけを言えば、人口の減少はやはりネガティブと言わざるを得ない。人口成長と技術革新が車の両輪であるとするならば、人口減少のダメージは計り知れず大きい。昨今のM&Aニーズの高まりを持ち出すまでもなく、需要の消失を通じて、今後、全産業や我々の暮らしに強烈なインパクトを与えることは必至だ。

 若者たちが結婚しないのにはきっと理由がある。経済的な理由や、自由を放棄することに対するメリット不在、社会の便利さが逆効果となった点など、何かしらの理由があるのだろう。しかし、結婚しない理由を妄想して立ち止まっていても始まらない。大本の原因を突き止め改善していくのは政治の力だろう。筆者は、婚活の現場をつぶさにとらえ、そこから改善点をあぶりだし、工夫し、そして一組でも多くの幸せなカップルの誕生に貢献していく。そして、日本の少子化を止める。成果が出るのは数十年先だろうが、それも止む無しであり、それでも構わない。公認会計士として、「国民経済の健全な発展に寄与」していく。

 これが、婚活三流の晩婚公認会計士が独身男女のみなさんの婚活を応援している理由だ。

以上

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