36歳~49歳「やっぱり結婚したい」で始めた婚活が実る方法
大人の切り口で婚活
36歳~49歳の独身男性・独身女性のみなさんの中で、若い頃は「結婚なんてしなくていい」と突っ張ってきたものの、最近になって「やっぱり結婚したい」という心境が芽生えてきた人はいないだろうか。
何も恥じることは無い。あなたは遅まきながらも、この度スタートラインに立つことができた。これは、とても尊いことであり、とても喜ばしいことだ。過去の蛮勇など、若気の至りと笑い飛ばして、水に流してしまえばそれで良いのだ。
但し、もはやあなたは若者ではなくなってしまっている。婚活の旬も過ぎた。そして、若者ではない以上、若者と同じような思考回路で婚活に臨んでも、勝機は訪れない。では一体どうすれば良いのか。あなたは、これまで遠回りしたことで得た教訓をキッチリ活かしつつ、若者とは一味違った大人の切り口で婚活に臨めば良いのだ。あなたが成熟した大人として正しい方向に努力さえできれば、まだ間に合う。必ずや婚活に勝利して欲しい。
稚拙な動機を埋めるがための婚活はしない
あなたは成熟した大人だ。大人である以上、自身の稚拙な結婚の動機を埋めるがための、まるで子供じみた婚活をしてはいけない。
おそらく、あなたは、何らかの環境の変化があって、結婚しようと思い改めたに違いない。友人が減り、恋人と破局し、心細い、寂しい。遊びも仕事もマンネリ化し、現状に飽き、毎日が暇だ。老化が進み、身体能力が低下し、将来が不安になった。仕事が上手くいかず、経済的に不安だ。今更ながら、子供が欲しい。いよいよ老いが進んだ両親を安心させたい等。確かにその通りなのだろう。しかし、これらの感情は、全ての人間に備わった根源的欲求だ。そして、今更、これらの根源的欲求を埋めるべく婚活をしたところで、誰もあなたの結婚の動機には共感しない。精々計画性の無さを疑われるのがオチ。要は、完全に周回遅れなのだ。
従って、あなたは、自身の結婚の動機をブラッシュアップしなければいけない。これまでの人生経験を踏まえ、少なくとも、よりポジティブな感情に置き換える必要がある。「人間は一人では生きていけないのであり、誰かと協力し合い、支え合って生きていくことで、生きがいを持ち、充実した人生を送ることができる」。あなたが骨身に染みて感じた昨今の学びを、丁寧に分析し、結婚することの真の意味をキッチリ見つめ直し、一つのブレない核とした上で、婚活に臨みたい。
多様な価値観に柔軟に対応する
あなたは成熟した大人だ。大人である以上、多様な価値観の存在を認め、柔軟に対応しなければいけない。
あなたは、自身の結婚願望の変化を通じて、「価値観は年齢を重ねると共に変化し得る」ということを学んだ。今のあなたは、自身の価値観が今後更に変化する可能性があるということを知っている。そして、あなたが選ぶであろう結婚相手の価値観もやがて変化する可能性があるということが、容易に想像できる。つまり、価値観は時の経過と共に常に変化し、唯一の正解などどこにも存在しない。たとえるなら、夫婦の形などというものは、X軸とY軸からなるグラフエリアのどこにでもプロットされ得るものだ。あなたが第一象限に留まりたいと思っていても結婚相手が変化すれば第四象限に移動する必要があるし、あなたが変化すれば結婚相手を第二象限に移動させることになるし、あなたと結婚相手が同時に変化すれば揃って第三象限に移動することもある。正に、これが結婚するということだ。
従って、先ずは、あなた自身が、異質な価値観を受け入れ、変化する価値観に柔軟に対応すると固く誓って、婚活に臨まなければいけない。あなたは、当然、未熟な若者が結婚相手に求めがちな容姿、年齢、学歴、年収といった紋切型の条件も全て打ち捨てる必要がある。容姿の良し悪しも、年齢の高低も、学歴の有無も、年収の高低も、時の経過と共に変化し得るものであり、その人の価値を決定付けるモノサシには全く以ってならない。今のあなたなら、そのことが判るはずだ。
その上で、あなたが結婚相手に求める条件が唯一あるとすれば、それは「柔軟性」だろう。変化する価値観に柔軟に対応できるであろう人、たとえ夫婦や家族の居場所がどの象限に移動しようとも、その変化を一緒に楽しめる人が良い。有り体に言えば、優しい人、前向きな人、煩悩の少ない人、拘りの少ない人、合わせることが上手な人、度量が広い人、を結婚相手に選ぶ。この一点さえ叶うことができれば、たとえあなたがその他の条件を全て放棄したとしても、それで十分過ぎるほどの幸せな結婚生活を掴むことができるだろう。
ターゲットを大胆に絞り込む
あなたは成熟した大人だ。大人である以上、自身の劣勢を素直に認め、ターゲットを大胆に絞り込まなくてはいけない。
婚活マーケットにおいて後発組のあなたは、当然、婚活弱者ということになる。そのため、あなたが本当に結婚したいのであれば、若者と同様に漫然と婚活に臨むことは許されず、ターゲットを絞り込むなどして、若者との決定的な差別化を図らなければいけない。
最も手っ取り早い差別化の方法は、年齢の絞り込みだ。男性は自身より年上の女性をターゲットにする。間違っても、36歳超の男性が20代の女性を追いかけ、46歳超の男性が30代の女性を追いかけるようなことをしてはいけない。無駄だし、見苦しいだけだ。女性は、最低でも自身より5歳以上年上の男性をターゲットにする。場合によっては、一回り上の男性をターゲットにする。いつまで年齢の釣り合いに拘っていても、あなたは年齢の釣り合いが取れる男性からは相手にされない。無駄だし、見苦しいだけだ。そもそも、人生を40年~50年近くも生きてしまえば、年上も、年下も、年の差も、全ては誤差の範囲であり、大して関係ない。
生活圏の絞り込みも、差別化には有効だ。都市在住の人は敢えて地方在住の異性をターゲットにする、地方在住の人は敢えて都市在住の異性をターゲットにするのも良い。無論、Iターンが前提となる。今の生活圏になどいつまでも固執してはいけない。人生はどこで暮らしたって楽しい。都市在住の人は地方で暮らしてこそ、地方在住の人は都市で暮らしてこそ、人生の幅が広がるというもの。これまでの人生で豊富なキャリアを築いてきたあなたであれば、今の仕事など辞めてしまったところで何かしら転職はできるだろうから、心配は要らない。
「もうオッサン・オバサンだから無理」ということはない
あなたは、10代20代の若者からみたら、正真正銘のオッサン・オバサンに違いない。しかし、50代60代の中高年層からみたら、まだまだ断然若い。そして、70代以上の世代からみたら、どこからどう見てもピチピチの若者にしか見えない。
現代は、60代で会社を定年退職したシニアが起業に挑戦するなんてありふれた光景だ。70代で大学の経済学部に入学し、80歳以上限定のサッカーリーグに加入し、90代でユーチューバーになるアクティブシニアがそこら中に存在する。年齢七掛け説は完全に的を射ており、現代の36歳の肉体的精神的年齢は25歳(=36×0.7)相当、40歳は同28歳(=40×0.7)相当、45歳は同32歳(=45×0.7)相当、49歳は同34歳(=49×0.7)相当だ。この程度の年齢で結婚を諦める必要は無いし、この程度の年齢で結婚を諦めてしまうなどあまりにも馬鹿げている。あなたはもっと自信を持っていい。
今なら、いくらでもやり直しが効く。折角、幸運にも結婚の必要性に気が付いたのだ。今日から堂々と婚活を始めよう。筆者は、36歳~49歳の独身男性・独身女性の婚活を心から応援している。
以上
プロフェッショナル専門オンライン結婚相談所・縁仲